乾燥している時期に大人気のニベアの「ニベアクリーム」は、別名“青缶”とも呼ばれています。
かわいい限定デザインの青缶が売られていることもあるので、コレクター気分で集めるのも楽しみのひとつですよね。
そんなニベアは、コスパがいいクリームとして人気ですが、一部では「ニベアクリームと他の化粧品を混ぜて使うことでシミが消える」という広告が出回っているようです。
しかしこの広告はガセであることが判明しました。
一体どういうことなのか、まとめています。
「ニベアの効果でシミが消える」はガセである理由は?
ニベアのクリームは使いやすく、お肌がしっとりとすることから保湿クリームとして人気のアイテムです。
しかし、一部では「ニベアのクリームを他の化粧品と混ぜて使うことでシミが消える」という情報が出回っているようです。
この情報に対して、ニベアを販売しているニベア花王がTwitter上で注意警告を促しました。
ニベア花王は、「クリームと他の化粧品を混ぜるとシミが消える」という情報に対して、一切の関与をしていないことを明らかにしたうえで、他の製品と混ぜて使用しないように注意を促しています。
販売元が反対しているのですから「他の化粧品と混ぜるとシミが消える」という情報はガセということになりますね。
さらにニベア花王は、むしろ他の化粧品と混ぜて使ってしまうと、ニベアクリーム本来の成分の働きが十分に行われなかったり、働きが損なわれてしまうとまで発表しています。
ニベアクリームはニベアクリーム単体での使用を強く勧めているようです。
ニベアクリームのガセ広告の情報源は?
ニベアクリームのガセ広告は一体どこから出ているのでしょうか?
ニベアクリームのガセ広告は、
- ネットニュース
- ニュースアプリ
- ファッション雑誌(大手のものも!)
など、多方面から流出しているようでした。
ガセ広告であった以上は、きちんと検証がなされていなかったことの裏付けもとれます。
しかしながら、広告の情報を信じて試してしまったという人もいるようです。
試したところ、効き目はなかったという結果が出ているようです。
無料で見れるニュースサイトならまだしも、お金を払って購入する雑誌にまで書かれていたら、信じてしまう人も多いのではないでしょうか?
裏付けが取れていない状態で広告が載せられていたことについては、なんだか騙された気分になってしまいますね…。
しかしニベア花王がきちんと注意してくれたおかげで、これ以上の被害者を出さずに済みそうです。
ニベアクリームの成分とは?
そもそもニベアクリームの成分は、ニベア花王のサイトによれば、
水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料
引用元:https://www.kao.com/jp/products/nivea/4901301008497/
となっています。
赤くラインを引いた、スクワランとホホバ油が入っているのがポイントで、この成分によってお肌をしっかりと保湿してくれるんですね。
ちなみにニベアのクリームについて調べると、シミの他にもニキビや美白と言うのも出てきます。
ニキビの原因のひとつには乾燥がありますので、お肌を保湿することで治るニキビに関してはたしかに有効かもしれません。
しかし、ニキビを直接治すという意味ではないので、ここも注意が必要ですね。
また、カサカサのお肌にうるおいを与えることで健やかなお肌の状態を保つという意味では、=美白という認識もあるかもしれませんが、こちらも直接美白に効くというようなことは公式の商品紹介ページには一切書かれていません。
公式サイトで書かれているニベアクリームの説明は、
- 「健康でしっとりした素肌を保つスキンケアクリームです。」
ということのみですので、あくまでも保湿のためのクリームという位置付けであり、それ以上でも以下でもないという認識の上で使用した方がよさそうですね。
商品を紹介して購入へ繋げようとする広告や雑誌の文言は魅力的ですが、効果が気になる時は一度公式サイトをチェックしたり、問い合わせたりするなどして、正しい情報を手に入れてから実行したいところです。