愛内里菜の事務所トラブルとは?芸名の使用不可騒動の内容まとめ!

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歌手の愛内里菜さんが、自身の芸名で所属事務所とトラブルにあっていたことが話題となっています。

愛内里菜さんの芸名は、2022年12月8日に東京地裁で「愛内里菜」の芸名についての使用が可能と判断されました。

愛内里菜さんは晴れて芸名の使用が可能となったわけですが、よくよく考えると、そもそも自分の芸名が使用できないってどういうこと?という感じですよね。

不思議に思ったので調べてみたところ、愛内里菜さんは事務所との間に、芸名にまつわるトラブルが発生していたことが分かりました。

愛内里菜さんの芸名をめぐって、事務所とどんなことが起きていたのかについてまとめています。

愛内里菜とトラブルとなっていた事務所

愛内里菜さんが芸名でトラブルとなっていたのは事務所の「ギザミュージック」です。

1999年にアーティストとして契約を結び、その後はアニメ名探偵コナンで話題となった「恋はスリル、ショック、サスペンス」などもリリースしていましたが、2010年に自身の甲状腺の病気のために歌手を引退していました。

愛内里菜さんが芸能活動を始めたのは1999年以前からでしたが、その時は本格的な歌手というよりは読者モデルとしての参加だったりと、最初から歌手というわけではありませんでした。

自身の引退と共にギザミュージックとも契約を切っていたものと思われますが、その後も2015年に歌番組「カラオケバトル」に出演したり、2020年にはまたアルバムを出したりと、徐々に歌手活動を再開させていました。

しかし、2021年に実はギザミュージックからのセクハラに悩まされていたことを告白し、裁判が始まりました。

愛内里菜さんの芸名使用については、このセクハラトラブルから派生して出てきたものと思われます。

愛内里菜の芸名にまつわる事務所トラブルとは?

愛内里菜さんの「愛内里菜」という芸名は、元所属事務所であったギザミュージック側が使用を認めないと訴えたのが、トラブルのはじまりです。(愛内里菜さんがセクハラで訴えたことの派生だとも思われますが)

時系列でたどるとこんな感じです。

  1. 2021年 愛内里菜が元所属事務所のギザミュージックに対してセクハラで慰謝料など1千万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こす
  2. 2021年 3月 愛内里菜が「愛内里菜」として活動再開
  3. 2021年 5月 ギザミュージックが「愛内里菜」の芸名の使用を承諾なしに使用してはいけないという契約条項に違反したとして愛内里菜に提訴
  4. 2022年 10月 セクハラにまつわる公判の末、愛内里菜が不服として控訴の意向を示す
  5. 2022年 12月 芸名使用にまつわる公判の末、東京地裁は「契約条項は公序良俗に反し、無効」と述べ、「ギザミュージック」側の請求を退ける

愛内里菜さんは元々本名の「垣内 里佳子」という名前で芸能界に入っています。

1999年にアーティストとして活動するため、ギザミュージックと契約した際に「愛内里菜」という芸名を使用しはじめた模様です。

しかしその後、一度歌手を引退し、事務所とも契約を切っているため、再び歌手として活動すること自体は問題ありませんが「愛内里菜」という名前を使うにあたっては、ギザミュージックに許可をもらう必要があるということのようです。

ギザミュージックの「契約条項」というのが微妙なところですが、恐らく愛内里菜という芸名を使うにあたって、許可が必要?という内容が盛り込まれていたものと思われます。

ただ、結果としてこの芸名使用に関しては東京地裁がギザミュージック側の請求を退けています。

愛内里菜さんは「愛内里菜」として今後も活動できることとなりましたが、ギザミュージック側との溝は深まったまま、という感じもしますね…。

愛内里菜の芸名使用許可は事務所の嫌がらせ?

愛内里菜さんの芸名使用に関しては、元事務所がいきなり訴えたというよりは、前々から愛内里菜さんがセクハラ問題で事務所を訴えていたことが関係していないとは言い切れません。

ネット上でも、「嫌がらせでは」との声も多数あがっている模様です。

当然過ぎる判決だし、むしろこれがまかり通っていた事が理解に苦しむ。

引用元:ヤフーニュースコメント欄(※一部抜粋)

そもそも、グループ名はともかく「人名」を商標登録できてしまうのっていかがなものかと思う。

引用元:ヤフーニュースコメント欄(※一部抜粋)

独立されたタレントに対する事務所の嫌がらせにしか機能しない「契約終了後の無期限の使用許諾の権限」というのは、将来の自由な競争を阻害するものだ。認められないという判決は基本的に正しいと思う。

引用元:ヤフーニュースコメント欄(※一部抜粋)

ただ、一方で「事務所の“モノ”なんだから仕方ないのかも」という意見もありました。

たしかに、事務所側も商売としているので、売れているブランドを勝手に使われてしまっては…という見方もできそうです。

ただ、人もモノ扱いになってしまうのか…そのあたりについては倫理的なところも問われていくでしょうし、今後は芸能事務所もモノと見るのか人と見るのか、難しい線引きが迫られていきそうですね。

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