高梨沙羅が北京オリンピックで失格になった理由は?【スーツ違反】

スポーツ

スキージャンプの高梨沙羅選手が北京オリンピックに出場し、華麗なジャンプを魅せました。

しかし、1回目を飛び終えた後にジャンプ団体の規定に違反していることが明らかとなり、結果、失格となってしまいました…。

失格という知らせが耳に入った途端、泣き崩れる姿も印象的でしたが、その後の2回目もしっかりとジャンプを飛んでいた高梨沙羅選手。

結果は4位となりましたが、世界で4位ってすごいことだと思います。

高梨沙羅選手が今回失格となったことについてはネット上でも納得いかない!という声が続出しています。

一体高梨沙羅選手はどうして失格になってしまったのでしょうか?

高梨沙羅選手が失格となった理由についてまとめています。

高梨沙羅が北京オリンピックで失格になった理由とは?

高梨沙羅選手が失格の対象となったのは、

  • ジャンプ混合団体戦決勝

でした。

この種目は今大会からの“新種目”で、高梨沙羅選手以外にも、佐藤幸椰選手、伊藤有希選手、小林陵侑選手がそれぞれジャンプをして総合点が評価される種目となっています。

高梨沙羅選手はこの種目でトップバッターとしてジャンプに挑んでいました。

その結果、103メートルという快挙を成し遂げたのですが、1回目を飛び終えた後に、規約違反であることが判明し、失格となりました。

一時は悔し涙を流し、スタッフに抱えられながら控室へと入っていた高梨沙羅選手でしたが、2回目のジャンプに果敢に挑み、しっかりとジャンプを飛ぶ姿はまさに高梨沙羅選手の精神力を見た感じがしました…。

ちなみに団体のチームメイトである小林陵侑選手が、高梨沙羅選手を励ましており、インタビューでも「たくさんハグしてあげました」と答えていたのも印象的でした。

高梨沙羅選手が今回違反とされたのが、

  • スーツ違反

というものです。

一体どのような違反なのでしょうか?

高梨沙羅の失格原因であるスーツ違反とは?

高梨沙羅選手が失格となった「スーツ違反」ですが、ジャンプをする際には選手たちは審査を受ける必要があります。

(ドーピングなどの不正がないかというものですね)

その際に基準とされるのが国際スキー連盟の規則なのですが、選手が着るスーツについては次のように決まりがあります。

国際スキー連盟(FIS)の規則では「直立姿勢で、スーツ寸法はボディーと一致しなければならず、最大許容差はスーツのあらゆる部分において、ボディーに対しプラス1センチ~3センチ(女子は同2センチ~4センチ)とする」と決められている。

引用元:https://www.nikkansports.com/olympic/beijing2022/ski_jump/news/202202070001190.html

ボディに対して+1~3センチ(女子は+2~4センチ)と決まっているんだそうです。

これ、かなりシビアですよね…。

今回高梨沙羅選手が失格になってしまった部分が、

  • 太もも周りが2センチほどオーバーしていた

という内容だそうです。

高梨の場合は、太もも回りが2センチ、オーバーしていたという。シーズン初めに計測し、数値を提出するため、体重の変化などで誤差が出てくるケースはある。そのため「スーツ規定違反」は珍しいことではないが、北京五輪の大舞台で起きてしまった。

引用元:https://www.nikkansports.com/olympic/beijing2022/ski_jump/news/202202070001272.html?cx_testId=154&cx_testVariant=cx_undefined&cx_artPos=2#cxrecs_s

選手が気を付けていても、どうしても数値が規定外になることはよくあるそうで、今大会でも高梨沙羅選手以外にも失格となっていた選手がいました。

参考:他の選手も失格になることはよくある

今大会では高梨沙羅選手の他にも、オーストリア、ドイツ、ノルウェーの選手もスーツ違反で失格という結果になっていました。

そう考えると、稀ではないということなのかもしれませんが、ジャンプでは強豪と言われている国でもあります。

本当に偶然なのでしょうか…ただの巡りあわせなのか、ネット上では不満の声が相次いでいます。

高梨沙羅の失格に対するネットの反応

高梨沙羅選手が失格になってしまったことについて、ネットの反応を集めました。

高梨沙羅選手の頑張りを称えるコメントが多い中、やはり今回の規定違反については納得いかないというコメントも多く出ていました。

そのコメントの多くが訴えているのが「本当にはかったのか?」「違反は稀でないとしても出すぎでは?」というものです。

たしかに、こんなに次々と失格者が出るってどうなのでしょうかね…。

失格になっても一生懸命ジャンプをした高梨沙羅選手を称えると共に、ゆっくり休んでほしいところですね。

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