2021年11月10日にウマ娘の公式アカウントから、ウマ娘の二次創作に関するガイドラインが更新されたことが発表されました。
ウマ娘は大人気の作品であるため、すでに他の絵師さんたちによる二次創作で盛り上がっているコンテンツでもあります。
しかし、ここでルール項目が追加されたとなると、普段から二次創作をされている方は特に気を付けなければならない重要な問題です。
ネットではすでにかなり話題となっていて、今後のウマ娘に対する二次創作の状況はどうなっていくのか注目が高まっています。
今回追加されたルールについてや、ネットの反応をまとめています。
ウマ娘の二次創作ガイドラインとは?
ウマ娘には二次創作に関するガイドラインが存在します。
二次創作に関するガイドラインは、ウマ娘プリティダービーの公式サイトのページから確認することができます。
以前の公式サイトには、このようにガイドラインが制定されていました。
モチーフとなる競走馬のファンの皆様や馬主の皆様、および関係者の方々が不快に思われる表現、ならびに競走馬またはキャラクターのイメージを著しく損なう表現は行わないようお願いいたします
引用元:https://umamusume.jp/derivativework_guidelines/
「競走馬やキャラクターのイメージを損なう表現は行わないように」とは書かれているものの、具体的にどういった表現がNGなのかについては明記されていませんでした。
これではガイドライン自体が曖昧な明記だったと言われても仕方ないかもしれません…。
ガイドラインがこんな感じだったためか、二次創作ではR18系のイラストなども横行していました。
ウマ娘は実在する競走馬の名前を使用していることもあり、もしもイメージが損なわれるとキャラクターだけでなく実際の競走馬にも影響が出てしまう可能性もあります。
今回ガイドラインが更新されたことで、ウマ娘のスタッフはそのあたりのことを改めて二次創作する側の人たちに伝えたいという姿勢が感じられますね。
ウマ娘の二次創作ガイドラインの追加項目は?
ウマ娘の二次創作ガイドラインの追加項目には「どんな描写がNGか」というのが具体的に5つほど明記されています。
- 本作品、または第三者の考え方や名誉などを害する目的のもの
- 暴力的・グロテスクなもの、または性的描写を含むもの
- 特定の政治・宗教・信条を過度に支援する、または貶めるもの
- 反社会的な表現のもの
- 第三者の権利を侵害しているもの
この中で特に注目したいのは2番の暴力やグロ、そして性的描写に関する部分ではないでしょうか。
ガイドラインが新しくなったことで、これから二次創作をする方はよりルールにのっとった創作を心がける必要が出てきました。
ガイドラインに具体的に明記されたことによって「知らなかった」というのを防ぐことができるので、今後二次創作での問題的な描写は減ってくれることを期待したいですね。
ちなみに今回追加された項目があるにもかかわらず、項目に書かれているような内容の二次創作が発見された場合には、「法的措置をとる」とも公式サイトにきちんと明記されています。
本ガイドラインは馬名の管理会社様との協議のうえ制定しております。
上記に当てはまる場合、やむを得ず法的措置を検討する場合もございます。
引用元:https://umamusume.jp/derivativework_guidelines/
馬名の管理会社と協議した上で制定されているガイドラインというのも強さを感じます。
あらゆる人が関わってウマ娘が成り立っていることをしっかりと理解しておく必要がありそうですね。
ウマ娘の二次創作ガイドラインに対するネットの反応
ウマ娘の二次創作に関するガイドラインが新しくなったことに対するネットの反応を集めました。
二次創作の場として有名な「pixiv」との関りが今後どうなっていくのか、話し合ういい機会ではないのかという意見や、性的描写が減って健全になることが期待できそうと安心する人など、色々な意見が見受けられます。
しかし、中には「馬自体全裸なのでは」という意見や「性愛表現もアウトなのか」というさらなる線引きに疑問を持っている人もいるようですね。
さらには海外の絵師には通じるのかという新たな問題提起をしている人もいました。
たしかに、海外絵師さんたちにどれほど広まってくれるのかは気になるところですね。
ウマ娘のガイドラインが厳しくなったのは、恐らくウマ娘の制作側の問題だけでなく、実在する馬の名誉もあるからだと思われます。
今回のガイドライン変更に対して今後の二次創作にどのような変化があるのか、強制力はどの程度働くのかに注目が集まりそうです。