2022年のM-1は色々な意味で波乱となりました。
お笑い芸人たちのランナップや、これまでとは違う新しいジャンルが流れてきているなど、出場している芸人さんについてはかなり盛り上がっていました。
しかし、芸人さんとは別に、審査員側のことでも盛り上がりを見せていました。
これまで審査員だったオール巨人や上沼恵美子さんが勇退し、2枠は誰が務めるのかという憶測はネット上で広まっていました。
そんな中今回審査員を務めることになった「山田邦子」さんの点数の付け方が、かなり炎上しています。
若い世代からは「そもそも誰なの?」という声も目立っていた山田邦子さんですが、なぜこれほどまでに点数の付け方が炎上してしまったのかについてまとめています。
山田邦子とは?【ざっくり】
- 名前:山田邦子(やまだ くにこ)
- 生年月日:1960年6月13日(62歳)
- 職業:お笑い芸人、女優、司会者、小説家 等
- 事務所:太田プロ→フリー→アスリート・マーケティング
- お笑いスタイル:女性ピン芸人
- 同期:とんねるず、笑福亭笑瓶、大木こだま・ひびき 等
- 芸人時代の実績:「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」「邦子がタッチ」など冠番組複数、好きなタレントランキングで8年連続1位獲得 等
山田邦子さんは、当時漫才ブームだった波に見事に乗り、一世を風靡していた女性ピン芸人です。
素人時代はとんねるずと共演することも多く、力を付けたあとは自身の冠番組を複数持つなど、超売れっ子芸人へと成長しました。
またすごいのが、当時の好きなタレントランキングで8年間連続で1位だったという認知度と人気度の高さっぷりです。
1980年代後半から1990年代後半にかけては、山田邦子を知らない人はおろか、みんな大好き邦ちゃんというような人気キャラにまでのし上がっていたのがわかります。
(今でいうマツコ・デラックスさんみたいな感じでしょうか?経歴はちょっと違いますが…)
テレビ番組も総なめ、お笑いとしても総なめ、認知度も総なめの無敵女性芸人として、未だに伝説として語り継がれる存在です。
このような実績も加味されて、今回山田邦子さんがM-1の審査員に選ばれたのだと思われます。
山田邦子の点数の付け方が炎上した理由は?
山田邦子さんの点数の付け方が炎上した理由は色々ありますが、主に「カベポスターの点数の付け方」がきっかけとみてよさそうです。
今回のM-1では、山田邦子さんは初めて審査員として参加しました。
そして決勝9組のうちトップバッターに選ばれた「カベポスター」の漫才が終わり、点数を付けたのですが、その時の点数は「84点」でした。
この点数に対し、他の審査員はほぼ90点台付近をつけていたこともあり「山田邦子だけ低い」という印象が付いてしまったように思われます。
さらに、この時意見を求められた山田邦子さんは「みんなが高くてびっくりした」みたいな感じで話していましたが、後に「平均点を80としていた」ということも語っています。
トップバッターのカベポスターに84点、2番手の真空ジェシカに95点を付けたことで採点基準について物議を醸し、「ブレ過ぎ」といった非難も浴びた。自身の基準について山田は「私ね、平均点を80点と考えていたんです。だから私の中では、4点も足したんだから、かなりいい点をつけたんと思ったんですけど、みんなが90以上出してきてた。決勝ともなると。面白いのは当たり前だからね」と淡々と説明。
引用元:よろず~
2組目からは95点を付けたかと思えば、また次は87点と、点数の振れ幅が大きいことも話題となり、炎上に繋がったものとされます。
しかし後に冷静に点数を分析する人達が現れ、結果的には山田邦子さんだけが炎上する理由はないという展開になりました。
まとめると、山田邦子さんの点数の付け方が炎上した理由は、
- 他の審査員と比べると1組目の点数が低かった
- その後の点数の付け方の振れ幅が大きすぎて審査がブレていると思われた
これらが関係しているとみてよさそうです。
ちなみにちょっとそれますが、こんな意見もありました。
むしろ今の時代でこの点数を出した方がかなり叩かれそうですよね…(-_-;)
ネットの意見に対する山田邦子の反応
山田邦子さんの点数の付け方は炎上しましたが、その後にインタビューで自身の審査について話題になっていることについて聞かれた際に、山田邦子さんはこのように答えています。
山田邦子さんは、今回の点数の付け方についてのネットの意見がどうだという以前に、まず意見を言ってくれるということはテレビを見てくれているということ、そしてそれだけ話題になるくらい人気の番組だということ、と、見られてナンボの感謝の気持ちをあらわにしています。
その上で、色々な意見があっていいと思うと返しています。
ネットでは山田邦子さんのこの反応に対して「大人」「肝が座ってる」「さすが」などと称賛の声が続出しています。
山田邦子さんは恐らく来年も審査員を務めることになるかと思いますが、ぜひこのままご自身の軸で点数を付けていってほしいですね。