秋の星座たちはとっても美しく神秘的です。
秋には十五夜お月様の行事があるので、夜空を見上げる機会があるかもしれません。
また、風が涼しく感じたり、夜が長くなってくるので、ふと空を見上げる瞬間があるかもしれませんね。
秋の星座にはたくさんの種類があるので、秋の星座の覚え方が分からなくなりがちですが、エチオピア王家にまつわる神話を読むだけでほぼ網羅できてしまいます。
主な秋の星座や、エチオピア王家の神話、そして秋の星座の豆知識についてまとめています。
主な秋の星座一覧まとめ
秋の星座は、主な星でも11個あります。
- ペガスス座
- みなみのうお座
- みずがめ座
- やぎ座
- ケフェウス座
- うお座
- カシオペヤ座
- アンドロメダ座
- ペルセウス座
- くじら座
- おひつじ座
実際に秋の空に見える星座はこんな感じです。
こうしてみると、結構あることがわかります。
似ている星座の名前に「みなみのうお座」と「うお座」がありますが、全く異なる星座です。
気になる方は別記事でまとめていますので読んでみてくださいね。
夏では有名な「夏の大三角」がありますが、秋には「秋の大四角(四辺形)」が見れます。
秋の大四角は、アンドロメダ座とペガスス座のそれぞれの一部の星を結ぶことによって見えるもので、ペガススの四角形とも呼ばれています。
では、秋の星座にまつわる「エチオピア王家の神話」を見ていきましょう。
【秋の星座の神話】エチオピア王家の神話
秋の星座にまつわる神話には「エチオピア王家の神話」があります。
エチオピア王家の神話には、主な秋の星座がたくさん出てくるので、エチオピア王家の神話を読むだけでも秋の星座を網羅できてしまうほど壮大なストーリーとなっています。
ギリシャ神話の中でも最も有名とも言われているので、知っておいて損はないでしょう。
【エチオピア王家の神話】
あるところに、エチオピアの王様ケフェウスと王妃カシオペヤがいました。
王様ケフェウスと王妃カシオペアの間にはアンドロメダ姫という、それはたいそう美しい娘がいました。
王妃カシオペアはアンドロメダ姫の美しさを気に入っており、自慢の娘として愛でていました。
しかし王妃カシオペアの自慢は止まらず、ついには海の神であるポセイドンに対して「海の妖精たちよりもアンドロメダは美しい」と自慢してしまいました。
これを聞いた海の神ポセイドンは大激怒し、エチオピアに化けクジラを送りました。
化けクジラは暴れまわり、津波を起こしたりしてエチオピアの国を破壊していきました。
困った王様ケフェウスが神に頼むと、「化けクジラの生け贄としてアンドロメダ姫を捧げれば海は鎮まるだろう」というお告げを受け取ります。(※人々がそう騒いだという説もあり)
生け贄となったアンドロメダ姫は、岩場に鎖で繋がれてしまいました。
化けクジラの餌になろうとしたその瞬間、天馬ペガススに乗った勇者ペルセウスが登場し、化けクジラを倒しアンドロメダ姫を助けます。
無事に助かったアンドロメダ姫と勇者ペルセウスは結婚し、いつまでも幸せに暮らしたそうです。
…という神話なのですが、THEヒーローものの王道というような感じのお話なので、RPGとかのゲームにもなりそうなお話ですよね。
「ケフェウス」「カシオペア」「アンドロメダ」「ペガスス」「ペルセウス」「くじら」といった登場キャラクターは、秋の星座です。
このお話を読むだけで、本当にほとんどの秋の星座を網羅できてしまいました。
★memo★
- エチオピアは当時のアフリカのこと
- エチオピア王家の神話はカシオペア座にまつわる神話とも言われている
- 勇者ペルセウスは怪物メドゥーサを退治した帰りにアンドロメダ姫に出会ったそう
豆知識:秋の星座は一等星が1つしかない
秋の星座には、一等星が1つしかありません。
その名も「フォーマルハウト」という名前なのですが、フォーマルハウトは秋の星座である「みなみのうお座」のα(アルファ)星のことを言います。
ちょうどうお座の口の部分にあることから、別名で「魚の口」とも言われています。
1つしかないのと、一等星ということでかなり明るいので、南の空を見ると割と見つけやすい星でもあります。
大日本図書のサイトには探し方について書かれていました。
探す方法としては、ペガサス座のシュアトからマルカブを通る線を延ばして、マルカブからおよそ50度南に位置しています。
引用元:https://www.dainippon-tosho.co.jp/star/2012/09/foumaruhauto.html
なぜ一等星が1つしかないのかは、色々調べてみましたが「たまたま偶然」という見解を示しているサイトが多くありました。
宇宙の神秘というやつですね…。
エチオピア王家の神話のことを考えながら、秋の夜空を見るのもなかなか楽しいかもしれませんね。
みなみのうお座とうお座の違いが気になる方はこちらもどうぞ。
ぜひ夜空を観察してみてください。