「手持ちの本にちょうどあうブックカバーがない…」
「夏休みの宿題で工作が出されて何を作ればいいかわからない…」
そんな方のために、簡単に挑戦できて、縫う作業はゼロ!なセルフブックカバーをご紹介します!
使う材料はすべてダイソーで手に入るものばかり!
そして主役となるのはなんと”クリアファイル”です。
エコな工作なので、SDGsをテーマにしてもよさそうです!
小学校低学年・中学年・高学年から、中学生そして高校生の工作まで、幅広く対応できる内容となっておりますので、ぜひ自由研究の参考にもしてみてください。
透明ブックカバーに必要な材料
ブックカバーを作るのに必要な材料がこちらです。
<材料>
- A4クリアファイル(何色でもOK!今回は透明なのでクリアなものを用意しています)
- マスキングテープ(あると便利なのでできれば用意するのがオススメ)
<必要な道具>
- カッター
- シーラー ※単三電池2本使用(ダイソーで売っています)
- 定規
- 工作ボード(マス目を使います!)
どんな本をカバーするのかによってもクリアファイルのサイズは変わってきますが、ここでは一般的なA4サイズのクリアファイルを用いて作っていきます。
今回のブックカバーは、カッターとボードとクリアファイルのみでも最低限完成させることは可能ですが、実用性を考えてシーラーで下の部分を留めることで、カバーがずれ落ちないようになっています。
ですので、そこまで求めていないという場合はシーラーはなくてもOKです!
そしてカッターの対象年齢についてですが、あるサイトによれば
小学生になってから、6〜7歳がカッターナイフデビューに適しているでしょう。
引用元:https://adecc.jp/columns/hasam1111021#:~:text=%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%95%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BD%BF%E3%81%A3,%E9%81%A9%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%A7%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%80%82
と書かれていましたので、小学生低学年からでも作れる作品とはなっていますが、ケガの恐れや、まだ扱いに慣れていないお子さんもいらっしゃると思いますので、低学年の方はおうちの方と一緒に扱うことをおすすめします。
ちなみにこのブックカバーの作り方は下記の動画を参考にして作りました。
動画の方が見やすい方もいらっしゃると思いますので、リンクも貼っておきます。
ちなみにこちらの動画にはシーラーやマスキングテープは出てきません。
動画内ではカッターで印をつけていますが、私は不器用&カッター怖い人間ですので、印はマスキングテープで付けました。
低学年の方や、不器用だなと思う方はマスキングテープが便利でおすすめですので、ぜひ用意してみてください!
クリアファイルで作れる!透明ブックカバーの作り方
それでは早速ブックカバーを作っていきましょう!
作り方①:クリアファイルの閉じている部分をカットする
まずはクリアファイルの閉じている部分を切ってしまいます!
画像のように、定規を当ててカッターで切るときれいな直線になります。
参考動画でも述べられていますが、一度でカットしようとせずに何回か傷をつけていくことがキレイに仕上げるコツです。
あと作っていて思ったのは、クリアファイルの厚みによっても力加減が変わってくるなということです。
何回か扱っていくうちにコツがつかめると思いますので、私のような不器用さんでもめげずにチャレンジです!
これでクリアファイルがぱかーんと開ける状態になっているはずです。
作り方②:クリアファイルを本のサイズに合わせてカットする
続いてクリアファイルを、カバーしたい本の縦の長さに合わせて切っていきます。
画像では①でカットした、元々閉じられていた部分が右側にきていますが、左側にきていても大丈夫です。
本の長さに合わせて、マスキングテープで端と端に印をつけましょう。
この時、下のボードのマス目を見ながら、実際の本の長さよりも2~3mm程度オーバーサイズに印をつける(後で【実用ver.】作り方⑥までやる場合は1cmくらいオーバーサイズに印をつける)と、完成した時に余裕ができて失敗しにくいです。
(帯やカバーごとカバーしたい場合は特にこの工程が必要です!)
マスキングテープでボードごと貼り付ける感じにすると、クリアファイルがグラグラしません。
印がつけられたら、定規を当ててカッターで切っていきましょう。
この時も一度で切ろうと焦らずに、何回かカッター刃を通すのがポイントです。
作り方③:本の背表紙部分のカバーを作る
本の背表紙部分のカバーを作っていきます!
クリアファイルを開くと、真ん中に元々折り目(線)が付いているかと思います。
この折り目は実はすでに背表紙のカバーの一部となっています!
その折り目のところに本の背表紙(背表紙の左でも右でもOK)をあてて、背表紙の厚みにあわせて②と同じ要領で、マスキングテープで印をつけます。
よくわからないという方は画像をご覧ください。
クリアファイルの元々ある折り目に本の背表紙を沿わせて、このようにマスキングテープで印をつけます。
そして、本を一旦どけて、定規をあててカッターで線を引いていくのですが…!
この時注意してほしいのが、②のようにカットしないこと!
カッターの刃の逆側を使って、切り込みを入れる程度にしましょう。
私は力がないせいか切るのは下手でしたが、この切込み作業はうまくできました(笑)。
この時も2~3mmくらい余裕をもたせておくのがおすすめです。
切り込みが作れたら、クリアファイルに元々ついている隣の折り目と同じように谷折りにして折っていきます。
これで、背表紙部分のカバーが完成しました。
あとは折り込み部分を同じ要領で作れば完成です!
作り方④:表紙と裏表紙の折り込み部分を作る
③と同じ要領で、表紙と裏表紙の裏側に折り込んでいく部分も作ります。
最低限、ここまででブックカバー自体は完成ですので頑張りましょう!
本をあてて、また2~3mmくらい余裕を持たせてマスキングテープで印づけ→カッターで切込みです。
(ここでもカットしないよう気を付けてくださいね!)
ここまででブックカバーが完成しました!お疲れ様です♪
でも、このままだと実際に本を読もうとした時に、カバーが上下にずれてしまって実用性に欠けてしまいます…。
実用性も兼ねたい!という場合は次にご紹介する2つのポイントも実践して、より使いやすいブックカバーにしてみてください。
【実用ver.】作り方⑤:折り込み部分上部をななめにカットする
※この方法は参考動画でも紹介されていた方法です!
先ほど④作った折り込み部分を一度広げて、上の部分をななめにカッターでカットします。
ななめの角度は目分量でOKです。
切りこみではなく、きちんとカットしてくださいね。
そうすることで、本を読んでいる時にカバーの折り込んだ部分が上にピョコっと出なくなるのでわずらわしさを回避できます♪
カットしたあとの折り込み部分はこんな感じです。
上の部分がななめに切れていますね!
【実用ver.】作り方⑥:折り込みの下をシーラーで固定する
この工程が最後にして最も大切です!
最後にして個人的にとっても重要な工程だと思っているのが、折り込み部分の下を固定することです。
(固定する、と説明しましたが、固定してカバーが完成した後でもカバー自体はいくらでも外せますのでご安心ください!)
本の読みやすさが変わるので、ぜひやってみてください。
本の折り込み部分の下を、シーラーで止めていきます。
初めて使う方は、先にクリアファイルの切った切れ端などを使ってたくさん練習してみてくださいね!
作り方②で本のサイズに合わせてクリアファイルをカットした時に、1cm程度オーバーサイズにカットしているかと思いますので、画像のような感じでシーラーで留めていきます。
ちなみにこちらのダイソーのシーラーは、本来は横に滑らせることで綺麗に閉じることができるようなのですが、何度やってもうまくいかなかったので1回ずつ5~10秒間隔で挟んでキープ、という感じで留めました。(シーラー初体験)
シーラーの留まり具合も、使用するクリアファイルの厚みによって違う感じでした。
留めるとこんな感じになります。
折り込み部分の下部分が一気に安定しました。
ちなみにこちらの画像は左手のみで持ってみた時のものなので、かなり安定していることがわかります。
こんな感じで完成です!
簡単にブックカバーができてしまいました…。
かかった時間は30分くらいでした。
絶対に市販にはないであろう、個性(厚み)の強すぎるもう一冊も同じようにカバーをかけてみました。
背表紙の厚みが決められるのが良いところだと実感しました。
参考:マスキングテープは片付けにも便利!
今回ブックカバーを作るにあたって印づけに使ったマスキングテープですが、印づけの外にも、クリアファイルの切れ端などのごみをまとめておくのに便利でした!
こんな感じで、たら~んとくっつけておくことができるので、作業しながらマステにくっつけておくことで、あとで踏んづけたり見失う可能性も低くなるかと思います!
透明ですし、硬い素材なので大けがしたら大変ですよね…。
マステにくっつけておけば、捨てるときも楽なのでぜひやってみてください!
DIYや夏の宿題のお助けになっていれば幸いです。
ちなみに手作りしなくてもブックカバーは100円ショップで売られています!
実際の装着画像もありますので、参考にしてみてくださいね♪