アーティストの米津玄師さんが手がけていた子どもユニットの“Foorin”。
2018年から活動していたプロジェクトでしたが、3年間の活動を経て、2021年9月27日のNHKの特番、“パプリカ「あしたにたねをまこう!LIVE」”で活動を終了しました。
ここ最近のFoorinは、歌番組でメンバーが歌うたびに心配の声も相次いでおり、今回の解散もその辺りの配慮が含まれているものだと思われます。
Foorinは解散してしまいますが、オーディションで集められたメンバーは今後どうなるのかも気になるところですよね。
Foorinの解散理由や、メンバーの今後についてまとめています。
最近のFoorinに対するネットの反応
Foorinと言えば、代表曲“パプリカ”が有名な子どもユニットです。
Foorinは歌番組に出演しては、ずっとパプリカを披露し続けてきました。
ですが、ここ最近のFoorinに対しては、こんな声が相次いでいました。
「男の子の声変わりが気になる」というコメントが圧倒的に多いですね。
Foorinは男女混合のユニットですが、メンバーの平均年齢は10代です。
このメンバーの中で、男の子はひゅうがくん、たけるくんの2人ですが、2人の生年月日は、
- ひゅうがくん:2006年10月13日→14歳(※今年15歳になる予定)
- たけるくん:2006年4月8日→15歳(※すでに15歳になった)
と、同い年であることが分かります。
育ち盛りの男の子には“声変わり”というものが存在します。
声変わりについては、のど飴で有名な龍角散の公式サイトにこのように述べられています。
男子は14~15歳頃に始まり、女子はもう少し早い時期に起こりますが、男子の方がはっきりわかります。喉頭が前後左右に急速に成長し、男子ではのどぼとけが前の方に出てきます。声はつやがなくなり、しゃがれることも多く、高さも不安定となります。
引用元:https://www.ryukakusan.co.jp/nodolabo/symptom/detail/symptom6
男子の声変わりは平均で14~15歳頃に起こるようですね。
Foorinが活動を始めたのは2018年の夏ごろなので、現在の男子メンバーの年齢から考えても、ちょうど平均的には変声期に入っています。
そしてこの声が変わっている間の時期は、以前のような高い声を出すのが非常に困難となります。
ですが、パプリカの楽曲は、この3年間ずっと同じ音程のまま歌い続けられてきました。
そうなると、ネットで言われているように、聴いている側としては少し違和感を感じるようですね。
Foorinの解散理由とは?
Foorinの解散理由は、恐らく“メンバーの声変わりや成長によって、これまでの質を保てなくなった”というのが大きくあると思います。
そもそもFoorinは、米津玄師さんによって集められたメンバーではあるものの、プロジェクト自体は当初からそこまでコンセプトが固められていたわけではありませんでした。
NHKが2020年の応援ソングプロジェクトとして米津玄師さんを依頼した際、米津玄師さんはこれまで“わかりやすい応援ソング”とは対極の楽曲を提供していたため、本当に自分でいいのか疑問に思ったそうです。
そしてそのわかりやすい応援ソングを作るにあたっては、身近にピッタリなアーティストがいなかったことでオーディションを開催しています。
さらにそのオーディションでも、そこまで条件を絞っていたわけでもなく、むしろ小学生をプロデュースする発想はなかったそうです。
ただオーディションを見ていくうちに、純粋に歌う年齢層の低い子どもたちが魅力的に感じたことで、比較的若い子どもを起用することに決めました。
このような経緯を見ていくと、恐らくFoorinがこの先どこまで活動するかについてもあまり深くは考えていなかったのではないでしょうか。
というかそこまで長く活動することを予想していないのかもしれません。
そして米津玄師さんの作ったパプリカという楽曲は、ミュージックビデオの再生回数が1億回数を超えたり、ダンス動画を踊る動画がさらに拡散されたり、レコード大賞を受賞するまでに成長しました。
元々NHKの応援ソングとしての企画だったことや、パプリカの輝かしい実績を考えると、米津玄師さん的にはもう潮時かなと考えたのかもしれません。
そして、メンバーも年を重ねるごとに成長してきて、男の子がこれまでの歌を歌うのが難しくなってきたというのもあって、活動を終了することに決めたというのが一番しっくりくる気がします。
Foorinメンバーの今後について
今回Foorinが活動を終了するということは、メンバーももちろん解散することとなります。
そうなると、集められたメンバーたちは今後どのようになっていくのでしょうか?
Foorinのメンバーは、
- もえの
- ひゅうが
- たける
- りりこ
- ちせ
の5人ですので、それぞれのメンバーについて考えていきたいと思います。
もえのの今後は?
もえのちゃんこと住田萌乃ちゃんは、元々子役さんです。
ちなみに芦田愛菜ちゃんと同じジョビィキッズプロダクション所属です。
子役としての活動は3歳から始めているので、芸能界ではもう10年以上のキャリアがあります。
NHKの連続テレビ小説ドラマ「マッサン」では亀山エマの幼少期を演じていました。
ですので、Foorinがなくなった後も、今後は子役として芸能界で活動を続ける可能性が高いと思われます。
連ドラに出ている時点でかなりお仕事ができる子役さんだと思いますので、この経験を生かして将来は女優さんになるかもしれませんね。
ひゅうがの今後は?
ひゅうがくんこと吉田日向くんは、Foorinのオーディションを受ける前までは子役などではなく、普通の男の子でした。
Foorinのオーディションでファイナリストとして選ばれたのをきっかけに、事務所にスカウトされ、iLinkに所属することとなりました。
ひゅうがくんの将来の夢は、小説や脚本を書くことなので、Foorinの活動が終わった後も経験を積むために役者の仕事は続ける可能性がありそうです。
俳優としてキャリアを積みながら、監督とかも務めるようになりそうですね。
たけるの今後は?
たけるくんこと楢原嵩琉くんは、元々子役さんです。
所属は、ホリプロ・インプルーメント・アカデミーです。
大手ホリプロの子役タレントということになりますね。
8歳の頃から舞台やCMなど、様々な演技のお仕事を受けています。
ですので、Foorinでの活動終了後も役者のお仕事は続けていく可能性が高そうですね。
ちなみに体を動かすことが大好きで、学校では軟式野球部にも所属しています。
りりこの今後は?
りりこちゃんこと池下リリコちゃんは、生年月日を非公開にしている謎多き少女です。
ですが所属は劇団ひまわりで、子役として活動しています。
ミュージカル「アニー」でモリー役を務めてもいるので、Foorinでの活動後もしばらくは役者のお仕事を続ける可能性が高そうです。
ちせの今後は?
ちせちゃんこと新津ちせちゃんは、メンバーの中でも一番背が小さくてセンターにいることが多かったので、目立っていた子だと思います。
ちせちゃんは「君の名は。」でおなじみ新海誠監督の娘でもあり、劇団ひまわりにも所属している子役さんです。
生後まもなく映画に出演しているので、Foorinメンバーの中では一番キャリアが長いと言えるでしょう。
映画・吹き替え・ドラマ・CMと、色々なお仕事を経験してきているので、Foorinの活動終了後もこれまでと変わらず子役のお仕事を続ける可能性が非常に高いです。
メンバーそれぞれ、この先がどうなっていくのかは誰にもわかりませんが、何かしらの形でまたFoorinが集まったりすることもありそうですね。
メンバーのそれぞれの活躍を温かく見守っていきたいところです。