2021年の東京オリンピックは一都三県など多くの地域が無観客の開催となりました。
そのため、オリンピックの観戦チケットを持っている方は“払い戻し対象”となりました。
しかし、払い戻しはいつ来るのかが気になるところでもあります。
また観戦チケットの他に、ホスピタリティチケットの払い戻しについてはどうなるのでしょうか?
払い戻しがいつなのかについて調べてみました。
五輪チケットの払い戻しはいつ?
2021年の東京オリンピックは、無観客エリアがほとんどを占めましたが、中には有観客で開催された地域もあります。
そのため、無観客エリアのチケットを持っている人と有観客エリアのチケットを持っている人で色々と条件が変わってきます。
ここでは無観客エリアのチケットについてまとめています。
無観客エリアのチケットの払い戻しはいつ?
無観客エリアのチケットを持っている人は、強制的に試合が見れなかったことになるので、“返金対象”となっています。
TOKYO2020の公式サイトにはこのように書かれています。
対象のお客様へは、チケット代金の払い戻しを実施させていただきます。自動的に払い戻しの対象となります。オリンピック競技大会終了後に、ご購入者様の登録メールアドレス宛にご連絡いたします。その後、順次返金作業を実施させていただきます。なお、「無効(利用不可)」と表記されているチケットについては、払い戻し申請期間内に申請の必要はございません。
引用元:https://mticket.tokyo2020.org/Service/NewsDetail?NoticeSeq=76
ここで主にポイントとなるのは、
- 自動的に払い戻しの対象となるため特に申請などは必要なし
- オリンピック競技大会が終了したら登録したメールアドレスに連絡が来る
- 返金作業は順次実施
この3点ですね。
自己都合ではなく、大会側が無観客と決めたのでチケットを持っている人は自動的に払い戻し対象となるようです。
チケットを持っている人はチケットを購入した際にメールアドレスを登録しているはずですので、そちらに連絡が来るみたいです。
ただ、返金作業は“順次”となっていて具体的に日程は書かれていないので、とりあえずは大会側からのメールを待つしかなさそうというのが現状です。
有観客のチケットを持っている場合は?
多くの地域で無観客となるなか、一部の地域(宮城県、静岡県)では有観客による開催となりました。
TOKYO2020のサイトでは、収容定員を50%以内で1万人での有観客と定めています。
一方で、宮城県・茨城県・静岡県の会場は「収容定員50%以内で1万人」で有観客での開催になりました。
引用元:https://mticket.tokyo2020.org/Service/NewsDetail?NoticeSeq=76
これにより、 この地域で行われた競技を見るには再抽選になったものもあります。
有観客のチケットを持っている人は、2パターンに分かれることになります。
- 有観客のチケットを持っていて再抽選の結果落選した人
- 有観客のチケットを持っていて観戦可能だったけれど観戦しなかった人
それぞれの払い戻しについて見ていきましょう。
有観客のチケットの払い戻し対象者は?
有観客のチケットの自動払い戻し対象者は、有観客のチケットを持っていて再抽選の結果落選してしまった人です。
大会側が有観客の条件を“収容定員を50%以内で1万人での有観客”と決めたので、当選者からさらに絞る必要があったわけですから、落選した人は大会側の都合で落選してしまったことになります。
TOKYO2020のサイトではこのように書かれています。
大変申し訳ございませんが、再抽選の結果、無効(利用不可)と表示されている場合、観戦いただけません。対象のお客様へは、チケット代金の払い戻しを実施させていただきます。自動的に払い戻しの対象となりますので、希望者への払い戻し申請期間内に申請の必要はございません。オリンピック競技大会終了後に、ご購入者様の登録メールアドレス宛にご連絡いたします。その後、順次返金作業を実施させていただきます。
引用元:https://mticket.tokyo2020.org/Service/NewsDetail?NoticeSeq=76
サイトによれば再選の結果落選した人は、
- 自動払い戻し対象になる
- 申請などは必要なし
- オリンピック競技大会終了後にメールアドレスに連絡が来る
- 返金作業は順次行う
このような形で返金を待つことになります。
無観客のチケットを持っている人と同じですね。
しかし、こちらも無観客チケット同様、返金の日程については具体的な日にちが書かれていません。
払い戻しされるまで、登録したメールアドレスに連絡が来るを待つしかなさそうです。
有観客のチケットを持っている場合の払い戻し期間は?
有観客のチケットを持っていて、観戦できたのにもかかわらず観戦しなかった場合はどうなるのでしょうか。
この場合は、観戦しない理由が自己都合となるので、自分でキャンセル手続きをする必要があります。
TOKYO2020のサイトにはこのように書かれています。
チケットは有効でも観戦をご希望されない方は、払い戻し受付をご利用ください。
払い戻し申請手続期間: 受付中 ~ 2021年7月20日(火曜)午前11:59
引用元:https://mticket.tokyo2020.org/Service/NewsDetail?NoticeSeq=76
払い戻しの申請期間は7月20日の午前11:59までとなっているので、今から払い戻そうと思っている方は残念ながら、払い戻しができません…。
これから払い戻ししようとしていた方は、残念ですがお金は手元に戻ってこないと諦めましょう。
ホスピタリティチケットの払い戻しはいつ?
ホスピタリティチケットの払い戻しについて、見ていきたいと思います。
ホスピタリティチケットとは?
ホスピタリティチケットとは、観戦チケットと違って、観戦を楽しみつつお食事などのおもてなしサービス付きの高価格帯のチケットのことをいいます。
公式サイトにはこのように書かれています。
専用会場にてお食事やドリンクを提供するほか、スペシャルゲストの登場などエンターテインメントも充実しています。
また、多くのホスピタリティではご利用者様専用通路が用意されているため、シームレスな入退場をご体験いただけます。
ホスピタリティはただの飲食付きのチケットではなく、スポーツ観戦体験をより特別な思い出にしてくれる観戦スタイルです。
引用元:https://officialhospitality.tokyo2020.org/%E3%83%9B%E3%82%B9%E3%83%94%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/?lang=ja
結構なVIP待遇といえますね。
内容をまとめるとこんな感じです。
- 専用会場にてお食事やドリンクの提供
- スペシャルゲストの登場
- 専用通路ありで入退場楽々
スペシャルゲストが誰なのかがとても気になりますが…かつての五輪メダル獲得選手とかですかね?
元々“スポーツホスピタリティ”というのは欧米で一般的に用いられており、法人の接待でもよく使われるようです。
サイトにも“VIPステータスを意味する”と書いてありますので、せっかくなので高級感あふれるおもてなしで観戦を楽しみたいという方にはピッタリのチケットといえます。
ホスピタリティチケットの払い戻しの詳細は?
ホスピタリティチケットは、結果的に無観客開催となったためにチケットを購入した人は無条件で無効となりました。
当然そうなると、無観客エリアの観戦チケットや有観客エリアの観戦チケット(再選の結果落選した人)のように自動的に払い戻し対象となるはずですよね。
しかし、今のところ一切大会側から連絡が来ていないようなのです。
ニュース記事にはこのように書かれていました。
日刊スポーツが閉幕後に入手した事業者のメールには返金額・時期と払い戻しポリシーについて「組織委との協議を引き続き行っております。払戻時期を含む詳細が決定次第改めてご連絡いたします」と書かれていた。開幕前のメールから変わっていない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e428e92028b1453415f8a2bf1c4a56434084a1a4?tokyo2020
ここで書かれているのは、
- 返金時期がまだ決まっていない
- 返金額もまだ決まっていない
ということです。
そしてこれが今のところの最新情報ということですね。
ホスピタリティチケットは最高で635万円のものもあると言われているので、600万円以上のお金がいつまでも返ってこないとなると購入した側としては不安しかないでしょう。
また、気になるのは返金額も決まっていないという点です。
大会側の判断で観戦できない状況になってしまったわけですので、全額戻されるのが筋だとも思うのですが…。
他の払い戻し対象チケットが全額返金であるがゆえに、ちょっとこのあたりはしっかりとしてもらわないと炎上しそうな気もします。
他のチケットのように「順次返金いたします」ではだめだったのでしょうか、まだそれすらわからないという感じなのでしょうか…。
お金が“いつ”“いくら”返ってくるのかが明確になることが一番大切ですよね。
購入したすべての人にきちんとお金が返されることを祈ります。