東京オリンピックの開閉会式に流れる音楽の制作を担当することになっているミュージシャンの小山田圭吾さんが、炎上しています。
小山田圭吾さんは昔、雑誌でのインタビューでいじめの加害者であることを告白していました。
しかしその内容や、告白していた当時の態度から「オリンピックを担当していいの?」という疑問の声が上がっています。
雑誌のインタビュー内容やネットの反応をまとめています。
小山田圭吾のいじめ内容
小山田圭吾さんの発言が炎上しているのは、過去の雑誌「ロッキング・オン・ジャパン」と「クイック・ジャパン」に掲載されているインタビューの内容が今では許されない内容(当時でも許されないとは思いますが)だからです。
ロッキング・オン・ジャパンの1994年1月号にて、このように語っています。
「全裸にしてグルグルにひもを巻いてオナニーさしてさ。ウンコを喰わしたりさ。喰わした上にバックドロップしたりさ」「だけど僕が直接やるわけじゃないんだよ、僕はアイデアを提供するだけ(笑)」
引用元:https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/news/202107160000019.html
結構な内容ですよね…。
アイデアを提供するだけだから加害者ではないよと言いたいのでしょうか…。
さらにクイック・ジャパン1995年8月号のインタビューでもこのように述べていました。
小山田氏が、障がい者というAさんに対し「みんなで脱がしてさ。(局部を)出すことなんて(Aさんにとって)別に何でもないことだからさ」「障害がある人とかって図書室にたまる」「きっと逃げ場所なんだけど」と認識しながら「みんなで見に行こう」と行動していたこと、体育倉庫で「マットレス巻きにして殺しちゃった事件とかあったじゃないですか、そんなことやってたし、跳び箱の中に入れたり」と詳細な記憶として明かしている。
引用元:https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/news/202107160000019.html
かなり怖い内容ですよね。
ちなみにクイック・ジャパンのこのインタビューの終わりは、驚きの会話で締めくくられています。
進路を聞き「ボランティアをやりたい」と答えたAさんに対し、小山田氏は「おまえ、ボランティアされる側だろ」と。
引用元:https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/news/202107160000019.html
いやいやいや…怖すぎます。
これ、普通にいじめに入ると思いますし、アイデアを出すだけでも加害者ですよね。
この当時の雑誌の内容について、ネットで炎上したことで小山田圭吾さんは自身の別名義の活動アカウントで謝罪をしました。
この謝罪文では、謝罪はもちろんされてはいるのですが、結局のところオリンピックの音楽制作の担当は熟考した結果続けるということになっています。
「え、辞めないの?」「サイコパスだね」「最低」という声が相次いでおり、さらにネット上では炎上の火がおさまっていない感じです。
小山田圭吾に対するネットの反応
小山田圭吾さんに対するネットの反応を集めました。
一番多かったのは、「ありえない」というような非難の声でしたが、前々からいじめについてちょこちょこ知られては問題になっていたのにそこできちんと謝罪をしなかったのが問題とする声や、当時の編集担当のGOサインが信じられないという声など、さまざまな声があがっていました。
たしかに時代もあるかもしれませんが、オリンピックの担当者となったら話は変わってきますよね。
しかも今回のオリンピックのテーマの1つが「多様性と調和」ということからも、小山田圭吾さんが過去に障害者をいじめていたことはかなりの痛手でしょう。
昔の雑誌はコンプライアンスがなかった?
小山田圭吾さんがインタビューに答えていた当時、いじめを自慢話にしていた小山田圭吾さんにも問題はあるかと思いますが、もうひとつ気になるのが「雑誌の編集者はなぜこれをOKにした?」ということです。
当時の雑誌は、今と違ってまだまだコンプライアンスが甘い時代でした。
当時の雑誌の様子について書かれているコメントも発見しました。
(前後の内容がかなりキツい内容だったのではしょっています。)
芸能人の自宅が何処にあって、芸能人が捨てたゴミを拾って来て、その中身を雑誌に掲載するなど普通にありました。
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13246184358?fr=sc_scdd&__ysp=5bCP5bGx55Sw5Zyt5ZC%2BIOiomOS6iw%3D%3D(※一部抜粋)
ゴミまで雑誌の企画にされていたなんて、プライバシーも何もないですね…。
小山田圭吾さんだけでなく、他にも似たようなインタビューに答えていた人がいたかもしれませんし、逆にプライバシーを侵害されてしまっていた人もいた可能性もありえますね。
小山田圭吾さんはこのままオリンピックの開閉式の音楽を担当されるのでしょうか…。
今後の動向に注目です。
<2021.07.20追記>
小山田圭吾さんが音楽制作担当を辞任することになりました。
別記事で後任についてまとめています。