東京オリンピックのスケートボード男子ストリートにて、解説者の瀬尻稜さんの実況が面白いと話題になっています。
スケートボード男子ストリートでは日本代表の堀米雄斗さんが見事金メダルを獲得していましたが、瀬尻稜さんのフランクすぎるゆるゆるな解説に、“近所のお兄ちゃんと見てるみたい”と親近感を感じる人が続出しています。
瀬尻稜さんの実況内容や、ネットの反応をまとめています。
瀬尻稜の実況コメント内容
2021年7月25日に行われたスケートボード男子ストリートでは、世界中の様々な選手がイケてるトリックに挑戦していく姿が印象的でした。
そんな選手たちをさらにイケイケにしていたのが、解説者の瀬尻稜さんです。
瀬尻稜さんはあらゆる選手に対して「やっべ~」「鬼ヤベエ」などと正直な若者言葉で淡々とコメントしていました。
他に類を見ない瀬尻稜さんの解説に対して、解説コメントを独自に採点目安としてまとめているコメントもありました。
高い点数から順にまとめ直すと、
- 10…とんでもないっすねーコイツ
- 9…やばくて半端ない
- 8.5~…半端ねぇ、やべぇ
- 8.5~8.0…やばいっす
- 8.0~7.5…すごいっす
- 7.5~7.0…いいっすねぇ
このようになります。
これによれば、瀬尻稜さんに「とんでもないっすねーコイツ」と言われたらもう神の領域ということになりますね。
注目したいのが絶対に“残念”とか”惜しい”とかマイナスなことを言っていないところです。
瀬尻稜さんはフランクな若者言葉で解説?しつつも、見ている人が分かるようにちゃんと解説をしており、さらに決勝に出れなくなった選手に対しても、残念だったではなく、カッコよかったと褒め称えている姿が応援している人に印象に残ったようです。
メダルとか順位ではなくて、純粋にスケボーを楽しむ瀬尻稜さんの反応が素敵ですよね。
レジェンド瀬尻稜がオリンピックに出なかった理由
そもそも今回の解説者である瀬尻稜さんはどんな人なのかと言うと、瀬尻稜さんは11歳という最年少の若さで国内のスケボー年間チャンピオンになった“レジェンド”です。
もちろんその活躍は世界大会でも5連覇するほどの腕前で、瀬尻稜さん自身まだ24歳なので、年齢的にも実力的にも、全然オリンピックの選手として出場できる人材です。
しかし、瀬尻稜さんは年間チャンピオンになってから7年後の18歳の時に、スケボーの現役を引退しています。
その理由が、後輩を育てるためというものでした。
「小さい時から父ちゃんに『勝つことが一番』って教わってきたので、15、16歳くらいまで勝つために大会に出てたんですよ。でも、海外の大会に多く出るようになってから、勝つだけじゃなくて、自分が楽しむために大会に出るんだっていうのを、いろんなスケーターから感じて。自分でもそう強く思っていた時期が、ちょうど五輪競技になるって決まった時期だったんです。だから『いや、オリンピックは出ないっしょ。俺は楽しくスケボーするっしょ』って思って、目指さなかったんです(笑)」
引用元:https://the-ans.jp/column/110916/2/
瀬尻稜さんは元々“勝つため”のスケボーをしていましたが、色々な景色を見ていつしか“楽しむ”ことに重きを置いたスケボーがしたいと思うようになったんですね。
いや、でも実力がありありなんだから上を目指してもいいのに!という気持ちを表したコメントもありました(笑)。
しかし、実力はもうレジェンド級にあるので、たくさんの後輩にも慕われているようです。
つまり、お茶の間の皆さんが感じていた“近所のお兄ちゃんと一緒に見ているような感覚”はある意味当たっていたわけですね。
瀬尻稜さんは弟たちに「お前すごいな~!イケてるね~!」とお兄ちゃんみたいな感覚の解説というか感想を述べることで、私達にも自然に親近感を与えていたということです。
ネットの反応まとめ
瀬尻稜さんの解説に対するネットの反応を集めました。
「面白い」「居心地がいい」というコメントや、「アナウンサーとの対比がいい」というコメントも多くあり、堅苦しくないフランクな解説に受けている人が多い印象です。
瀬尻稜さんの一言には親しみがあって、本当にスケボーが好きで後輩たちを愛していると言うことが伝わる解説でした。
瀬尻稜さんは7月26日に行われるスケートボード女子ストリートでも解説者として登場なので、注目です。