日テレの朝の情報番組として放送されている「スッキリ」が放送を終了することが分かりました。
2006年頃から放送が始まったスッキリは、お笑いのイメージの強い加藤浩次さんがMCを担当するということで当時からかなり注目されていた番組でした。
17年に渡って続いた長寿番組でしたが、近年では水卜ちゃんこと水卜アナやハリセンボンの近藤春奈さんが番組を卒業するなど、番組の名物キャラが変わったことに悲しみの声も続出していました。
さらにここ最近では、アイヌ問題なども炎上しBPOの審議入りにまで発展したこともありました。
スッキリの打ち切り理由は何だったのでしょうか?
スッキリの次に始まる新番組についても調査してみました。
スッキリの打ち切り理由は?
スッキリの打ち切り理由は、日テレ側の回答によれば「ニーズの変化に対応するため」です。
日本テレビは、テレビを取り巻く環境やニーズの変化に対応するため、2023年4月、平日朝(月~木8:00-11:30/金8:00-10:25)の改編を行います。
引用元:https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202211110000009.html
日テレ側ははっきりとは言ってはいないものの、多くのニュース記事では「視聴率の低迷」と理由づけられています。
スッキリではいくつかの炎上もありました。
- 吉本興業の闇営業の話題で、同じく吉本に所属しているMCの加藤浩次が体制について批判し、加藤の乱と呼ばれるまでに発展
- アイヌ民族の問題を取り扱った時に出演したお笑い芸人が、なぞかけで「あ、犬(=アイヌ)」とネタにしたことでアイヌ民族を動物と捉えたと炎上、BPOの審議で違反となり、さらに生放送ではなく収録映像での発言だったことも、チェック体制の甘さが批判される
代表的なものでもこれだけありますが、近年では“コスト”の面でも苦戦を強いられていたようです。
「日刊スポーツ」にはこのような内情もあったと書かれていました。
放送関係者によると、長く番組を支えてきたスタッフらの入れ替わりなどで番組の質の維持が困難になり始めた側面もあるとの指摘があるほか、高額な加藤の出演料なども要因のひとつとなったという。
引用元:https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202211110000009.html
まとめると、
- スタッフの入れ替わりによる番組の質の低下
- MCの加藤浩次に対する高額なギャラの支払いの継続が困難と判断
という理由も、今回の打ち切りの背景にはあるようですね。
ちなみに日テレは、2023年4月期の平日朝の時間帯の番組改編を大幅に行っていくと決定し、同じ平日の代表番組である「バゲット」についても打ち切ることとなりました。
バゲットについては別記事でまとめています。
スッキリの最終回はいつ?
スッキリの放送最終回は「2022年3月いっぱい」となっています。
スッキリは現在、月~金曜日 朝8時00分~10時25分の時間帯で放送している番組なので、2023年の3月いっぱいで終わるとなると、
- 2023年3月31日(金)8時00分~10時25分
この日時が最終回ということになります。
ちなみに冒頭の方でも述べましたが、スッキリの放送期間は、ちょうど17年ということになりますね。
これだけ続いたニュース番組が新しい番組に変わるとなると、制作側も出演側もかなりプレッシャーがかかりそうですね…。
スッキリの次の新番組は?
スッキリの次の新番組については、日テレ側はまだ発表していません。
「スポニチ」で日テレが送った文章に書かれていたとされている文には、新番組については改めてお知らせすると書かれていました。
尚、新番組につきましては、改めてお知らせいたします
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/bd145b289ec7310ac5a6e383252b48a9ddd43d70
今回の番組打ち切りの理由が、
- 視聴率の低迷
- ニーズに合わせた番組の編成が必要
ということを考えると、他局との差別化を図るためには今までとはまた違った視点の番組構成になることが考えられそうです。
ニーズに合わせた、というところが曖昧ですが、平日の8時台に番組を見ている人物像を考えるとなると、やはり主婦、主夫、あたりも考えられそうですが、最近では在宅ワークも普及しつつあるので、コロナ前よりは色んな人物像がテレビを見ていそうですよね。
その前の番組「バゲット」と合わせて大幅に打ち切りとなったことから、かなり印象の変わる番組が出てきそうな予感はなんとなくしますね…。