漫画家の寺嶋裕二さんが描く大人気作品「ダイヤのA」が、2022年10月26日発売の週刊少年マガジンの掲載で、最終回を迎えることとなりました。
ダイヤのAは2006年から連載がスタートした野球漫画で、およそ16年ほど物語が描き続けられていました。
アニメ化もし、人気声優が役を演じるなどしてさらに人気となった作品でもあります。
最終回がかなり衝撃的で、いかにも打ち切りという形の終わりとなった第308回については、賛否両論の意見がでるほど。(※ネタバレになってしまうのであえてここでは説明しません)
今回、どうして打ち切りとなってしまったのか、そして続編を示唆するような発言や、考察についてもまとめています。
ダイヤのAはact2で一旦最終回となった理由は?
ダイヤのAがact2で一旦最終回となった理由は、作者である寺嶋裕二さんが「限界を迎えた」からです。(細かい理由についてはこれから説明します)
今回の打ち切りについては、寺嶋裕二さん自身がツイッターでこのように述べています。
これらの内容をまとめると、
- 体力的に週刊ペースで原稿があがらなくなってきた
- 納得いかない絵が増えてきた
- 取材に行く時間を取れなくなった
- 何より自分自身が元気のない沢村を見たくなかったし、無理して話を進め、みんなの進路や人生を雑には決めたくなかった
少なくともこれだけの理由があったからです。
これらの理由を見ていて感じるのが、
- 寺嶋裕二さんの年齢的な問題
- 作品に対するこだわりの強さ
- 多忙さ
です。
寺嶋裕二さんは今年で48歳になります。
長年作品を描き続けていく中で、構想を練ったり、色々なところに取材をしたり…の生活が体力的に難しくなってきているようです。
そして、そんな中でも作品に対するこだわりは強く、今回の打ち切りの一番の理由と言っても過言ではないのが、最後の「元気のない沢村を見たくなかった」というところです。
沢村という人物はダイヤのAに出てくる主人公ですが、ネタバレ防止のため、寺嶋裕二さんの話のみから想像するとどうやら沢村がここ最近では元気がないような状況だったことが分かります。
物語としてはここで中途半端に終われないというこだわりもありつつ、しかし自分の体力との兼ね合いもあるというところで、恐らく寺嶋裕二さんはかなり悩んだでしょう。
結果的にはこれで「打ち切り」となりましたが、今回の寺嶋裕二さんの発言が意味深だとしてネットでは早速騒がれています。
ダイヤのAはact2で本当に打ち切り?
寺嶋裕二さんのツイッターでの発言で気になるのが「週刊連載での」という言葉です。
作品を公開する場所は週刊連載だけではないので、もしかしたら他のところで続編が出るかも…?と噂になっているようなんですね。
また、作家の藤咲淳一さんとのツイッター内でのやりとりを見る感じ、完全な打ち切りではない気もします。
このやりとりでは、
- ページ制限や時間制限なく自由に描いてみたい=どこかで描くかも?
- 今はゆっくり充電=一旦休養的な意味合い?
というようなことが連想できます。
ちなみに寺嶋裕二さんが言っている「マガポケ」は少年マガジン公式無料漫画アプリサービスの「マガポケ」のことであり、寺嶋裕二さんの発言から、もしかしたらマガポケに東東京の物語が描かれる可能性はあるかもしれません。
ダイヤのAの続編に対するネット考察まとめ
ダイヤのAの続編については、ネット上で多くの人が「期待したい」とコメントしています。
また、今回の打ち切りの理由が作者の疲労的なことから、「回復次第続編が出るのでは」とすでに考察しているコメントも多くありました。
やはり、今回の終わり方が物語的にはまだ美しい終わりではなく、いかにも打ち切り!という感じで切られてしまった感が否めないという言葉も多いですね。
別の媒体で続編がそのうち出る可能性がある、金田一シリーズやGTOなども似たような理由で続編を出している、と言った意見が多いことから、恐らくダイヤのAに関してもそのうちまた続編は出そうな気がします。
一旦打ち切りとなったダイヤのAですが、続編ではどのような物語が描かれるのか、休養後の新ダイヤのAに期待が高まりそうです。