橋本大輝(体操)の佐原ジュニア体操クラブでの練習環境が過酷すぎ?

スポーツ

2021年10月22日(金)に放送の「世界体操2021 男子個人総合決勝」にて登場の、橋本大輝選手。

橋本大輝選手は、6歳の頃から中学3年生まで、“佐原ジュニア体操クラブ”に所属していました。

しかし、佐原ジュニア体操クラブでの練習環境はとにかく過酷だったようなのです…!

東京オリンピックで見事金メダルを勝ち獲った橋本大輝選手の基礎である佐原ジュニア体操クラブは、一体どんな環境だったのでしょうか?

橋本大輝選手の所属していた佐原ジュニア体操クラブについてまとめています。

橋本大輝選手が佐原ジュニア体操クラブに所属した理由は?

橋本大輝選手が体操を始めたのは6歳の頃です。

体操を始めたきっかけは、“兄2人が体操をやっていたから”と世界体操の公式サイトの選手名鑑に書いてありました。

兄弟の影響って受けやすいですよね。

親の勧めもあって、橋本大輝選手の地元にあった、佐原ジュニア体操クラブに入ることになりました。

何か習い事を始めたいと思った時に近所にある教室に通うのは至って自然なことですよね。

橋本大輝選手も、そんな少年のうちの一人だったということです。

橋本大輝選手が得意なのは鉄棒で、今でこそ跳馬の「ヨネクラ」を技にしていたり、五輪で金を獲ったりと世界的に活躍する選手となっていますが、体操を始めた頃は基礎ばかり練習していたそうです。

一般的に体操クラブと聞くと、体操に必要なマットや器具が揃っていて、とにかく広さがあって、色々なところでそれぞれの種目の技を各々が練習しているというイメージがあります。

しかし、佐原ジュニア体操クラブはそんな想像を絶するほどの練習環境でした…!

佐原ジュニア体操クラブの練習環境は?

佐原ジュニア体操クラブは、まず教室という場所があるのではなく、2009年に廃校になった小学校の体育館を使っていました。

元々地元の高校などで体操を教えていた山岸信行先生が、「地域から体操を絶やしたくない」との思いを胸に、

なんとか市とかけ合った結果、廃校の体育館を使えるようになったそうです。

しかし体育館はとっても狭く、跳馬に欠かせない“助走”ができるほどの広さはありませんでした。

ではどうしたかと言うと、体育館の玄関の方まで助走レーンを伸ばして、跳馬をする際には入口から走って挑んでいたそうです。

体育館を出入りする時にかなり注意を払わないとぶつかりそうな環境です。

さらに、体操と言えば大切なつり輪は、なんとバスケットゴールから吊るされています。

つり輪といえば、着地前に回転をしてからピタっと止まるのをテレビでよく見たことがある方も多いかと思います。

しかし、そういった技も、落下した時に体を守ってくれるスポンジがないために技自体に挑戦ができないという過酷な環境でした。

それに、山岸信行先生のモットーは「とにかく基礎を固めること」でした。

こう話していたこともあります。

山岸信行監督は「難しい技をやろうとしても、減点の方が大きければやる意味がない。技はいつか誰かが教えればできる」と説明する。

引用元:https://www.tokyo-np.co.jp/article/120126

技の前に、大切なのはやはり基礎、ということですね。

そのため、橋本大輝選手は技の練習はせず、ひたすら姿勢や動きの美しさを追求して地味な練習に取り組み続けたそうです。

しかし、橋本大輝選手に対して山岸先生は一切「練習をやれ」と言ったことはなかったそうです。

むしろやり過ぎているのを止めたことがあるくらいなんだとか。

当時からの橋本大輝選手の集中力は凄まじいものがありますね…。

倒立が綺麗な橋本大輝選手ですが、実は倒立は苦手だそうで、繰り返し練習を重ねたそうです。

世界的に評価されている倒立が、まさか苦手だっただなんて驚きです。

佐原ジュニア体操クラブの環境やモットーを存分に活かして努力し続けた橋本大輝選手の姿は尊敬ものですね。

橋本大輝選手は佐原ジュニア体操クラブが今でも苦手?

6歳から中学3年生頃まで、数年以上所属していた佐原ジュニア体操クラブでしたが、橋本大輝選手は未だに佐原ジュニア体操クラブに行くと、心臓がバクバクするそうです。

きっとそのバクバクは、ただ単に怖いという感情というよりかは、今までの色々な思い出が蘇ってきて懐かしいと思う気持ちや、初心に帰らなければいけないという戒めの気持ちだったり、様々な気持ちが交差することで起きている気がします。

それでも最終的に「体操を初めて良かったと思える場所」と述べているので、感謝の気持ちが強いことは確かでしょう。

今後の活躍にも、この佐原ジュニア体操クラブでの経験を存分に活かしてほしいですね!

橋本大輝選手の出場する世界体操北九州については別記事でまとめていますので参考にしてみてください。

タイトルとURLをコピーしました