フェイク赤ちゃんがディズニーにて悪用されていることが話題となっています。
そもそもフェイク赤ちゃんとは「リボーンドール」といいますが、一体どんな人物なのでしょうか?
そして、元々は何のメリットがあって存在しているのか(どんな人が買うのか)についてまとめています。
また、今回の悪用ではどのような形でフェイク赤ちゃんが利用されてしまっているのかについてもまとめています。
転売ヤーとディズニーのいたちごっこはまだまだ収まりそうにありません…。
フェイク赤ちゃん(リボーンドール)とは?
フェイク赤ちゃんのことを「リボーンドール」と言います。
リボーンドールは、その名の通り“生き返った人形”という意味があり、まるで生きている赤ちゃんかのようなリアルな赤ちゃん人形です。
日本でいうところのメルちゃんやポポちゃんみたいな子ども向けの人形を、さらにリアルに大人向けにした人形ですね。
リボーンドールは1990年代のアメリカにて生まれた文化で、今では全世界的に普及しています。
リボーンドールを作るアーティストのことを「reboners」と呼び、リボーンドールは別名「lifelike dolls」とも呼ばれています。
写真からおんなじ顔の赤ちゃんを作ることもできるので、唯一無二の表情のリボーンドールを手にすることもでき、そのクオリティは日々高くなってきています。
フェイク赤ちゃん(リボーンドール)を買う人はどんな人?
リボーンドールを実際に買う人の特徴として言われているのは、
- コレクションのひとつとして楽しんでいる人
- 流産・死産・幼い子どもを亡くした経験のある人
- 養子縁組が組めない人
- 巣の穴症候群(子どもが家を出てうつ状態になること)の人
が多いようです。
単なるドール愛好家で、コレクションのうちのひとつとして手に入れている人もいますが、どちらかと言うと子どもを亡くした経験のある人が、強いショックを受け、代わりにリボーンドールを購入して愛でる、というケースが多いようですね。
実際にドールに愛情を注ぐことでホルモンが分泌され、精神的情緒が保たれるといった研究結果もあるようです。
リボーンドールは常に進化を続けており、今では排泄機能や体温を感じられるといった、より“リアル”なドールも生まれているようです。
フェイク赤ちゃん(リボーンドール)がすでに悪用されている
リボーンドールは正しく利用する分には問題ありませんが、中にはその“リアルさ”を逆手にとって悪用している人もいるようです。
転売ヤーに対して規制を厳しくしているディズニーでは、最近ではメルカリとタッグを組んでより転売を厳しく取り締まるという動きが話題となっていました。
(詳しくは別記事でまとめています。)
そんなディズニーで、今度はリボーンドールを悪用した転売ヤーが表れてしまいました…。
現在のディズニーでは、
- 赤ちゃんは入園無料
- 赤ちゃんも「お一人様1点限り」の対象→限定グッズなどを2個GETできる
ということになっています。
このルールを逆手にとり、とある転売ヤーがリボーンドールを用いて“子育て中のママ”を装い、転売用のグッズを多くゲットしていた、という事象が発生しているようです。
子連れ親子はキャストに警戒されにくいという点や、グッズを購入した後はベビーカーをショッピングカートとして利用できるという点を網羅していますね…(賢いのかなんなのか…)
このようなずるい転売ヤーのせいで、ますます夢の国の規制が厳しくなってしまうのは辛いですよね…。
ゲストが純粋に楽しめて、こういった転売ヤーには厳しい措置をとれるような万全な体制が整うのは、まだまだ先になりそうな気がします。