レコード大賞がやらせと言われる理由は?ネットの反応まとめ!

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「第63回 輝く!レコード大賞」の受賞作品の発表がありました。

これにより、2021年のレコード大賞は誰が選ばれるのかが話題になっています。

しかし、一方では「知らない曲…」「誰」と言ったようなコメントもネットでは溢れています。

一体なぜこのようなことが起きているのでしょうか?

レコ大はやらせなのか…調査してみたところ、衝撃の事実が分かりました。

レコード大賞がやらせと言われる理由や、ネットの反応をまとめています。

レコード大賞の審査基準は?

そもそも、レコード大賞の審査基準とはどのようなものなのでしょうか?

レコード大賞とは、「公益社団法人日本作曲家協会」が主催で、「TBS」が後援の“ジャンルを問わずにその年の日本を代表する歌を選出するグランプリ”企画です。

歴史はかなり古く、1959年からあります。

ウィキペディアによれば、

対象年度に発売されたすべての邦楽シングルCDの中で「作曲、編曲、作詩を通じて芸術性、独創性、企画性が顕著な『作品』」、「優れた歌唱によって活かされた『作品』」、「大衆の強い支持を得た上、その年度を強く反映・代表したと認められた『作品』」、以上3点に該当する『1作品』に贈る。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E5%A4%A7%E8%B3%9E

という判断基準があるようです。

まとめると、

  1. 作曲、編曲、作詩を通じて芸術性、独創性、企画性が顕著な『作品』

  2. 優れた歌唱によって活かされた『作品』

  3. 大衆の強い支持を得た上、その年度を強く反映・代表したと認められた『作品』

この3つのポイントに当てはまる1作品が大賞として選ばれるわけですね。

ただ、正直曖昧だなあというのが個人的な感想です。

“顕著な”とか“優れた歌唱”とか“大衆の強い支持”って、CDの売り上げやダウンロード回数や視聴回数とイコールではないですし、何が優れているというのも聴く人それぞれですよね。

しかも今年に至っては大衆の強い支持という部分で「知らない曲ばかり…」という意見もありますので、こう言った意見がある以上は大衆の強い支持と言えるのかも微妙なところです。

ちなみに今年すでにノミネートされている作品やアーティストはこちらです。

【優秀作品賞】
明け星/LiSA

君がそばにいるから/純烈

ごめんねFingers crossed/乃木坂46

CITRUS/Da-iCE

Take a picture/NiziU

Dream on the street/DA PUMP

根も葉もRumor/AKB48

Backwards/三浦大知

Happy!/氷川きよし

勿忘/Awesome City Club


【新人賞】
INI

TAEKO

マカロニえんぴつ

望月琉叶

【最優秀歌唱賞】
MISIA

【特別賞】
Ado

Bank Band

松本 隆

YOASOBI

【特別国際音楽賞】

BTS

【日本作曲家協会選奨】

竹島 宏

【特別功労賞】

川口 真

小林亜星

酒井政利

坂本スミ子

ジェリー藤尾

すぎやまこういち

寺内タケシ

この内容を見て、あなたはどう思ったでしょうか?

レコード大賞がやらせと言われる理由は?

レコード大賞には“やらせ”というワードがつきまとっているようです。

その証拠に、「レコード大賞」とワードを入れて検索すると「やらせ」という言葉で出てくるんですね。

自分の知らないアーティストが受賞していたり、そんなに活躍したか?と思うアーティストが連続で受賞していた時に、腹いせで「やらせだー!」とネットを荒らしている人でもいるのかなと思い、私も面白半分で調べてみました。

しかし、調べてみたところ、どうやら審査に納得いっていない人の腹いせというわけでもないようでした。

たしかに知らない人や曲が受賞していたら「やらせだー!」となる気持ちも分かります。

(実際に毎年そういった人たちでネットが荒れますし…)

しかし、レコード大賞のやらせには、関係者の証言がありました!

過去の記事で、元関係者だった方がやらせ疑惑について述べていたものがあります。

叶氏によれば、レコ大審査員の多くを占めるテレビ局、一般紙、スポーツ紙の代表は、以前からバーニングによって骨抜きにされており、どのアーティストに1票を投じるかも、周防氏の思いのままという。叶氏は過去に周防氏が「叶さん、この業界はちょっと悪いくらいじゃないといけない」「レコード大賞は、新聞社13人の過半数、つまり7人の記者を押さえておけば、自分の獲らせたい歌手に決めることができるんだよ」と言い残していたことが忘れられないという。

引用元:https://www.excite.co.jp/news/article/Tocana_201711_post_15181/

えっ…?

ちょっとこれはかなりびっくりな内容ですよね。

(ここで出てくる周防氏はバーニングプロダクションの社長です。)

叶氏こと叶弦大さんは2016年までレコ大の最高責任者を務めていた方です。

そんな方が、

  • 7人の記者を押さえておけば賞を取らせたい歌手に決めることができる(という事実)

を聞いたと証言しています。

これはかなりの証言です。

そもそもなぜこんな証言が出たかという話ですが、2016年頃に週刊文春が「三代目JSBはレコード大賞を1億円で買った疑惑」というスクープを出したからです。

この付近の年を見ると、

  • 2013年大賞:「EXILEPRIDE〜こんな世界を愛するため〜」EXILE
  • 2014年大賞:「R.Y.U.S.E.I.」三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
  • 2015年大賞:「Unfair World」三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE

と、確かにLDH系が大賞を総なめしています。

この現象の裏には、所属事務所である「LDH」からバーニングプロダクションに1億円が支払われていた事実があり、週刊文春では実際の請求書までもが載せられていました。

これは疑惑というよりはもうほぼクロですよね…。

しかし、このような報道が出ても未だにレコード大賞の企画を続けていたバーニングプロダクションの社長を疑問視し、証言したということですね。

レコード大賞がやらせと言われる理由は、

  • 審査基準と食い違う内容→裏で何かしている?という世間の予想
  • 知らないアーティストや楽曲が受賞している→裏で何かしている?という世間の予想
  • 実際に裏で取引があったとされる記事が過去に暴露されたことがある

これらが関係していることが分かりました。

また、記事が出たのはごく最近のことですが、それよりも前の1970年代あたりから、すでにレコード会社の賞取り合戦が起きていたことを懸念する人もいたようです。

当時からそのような風潮があったからか、次第に賞を辞退するアーティストも増え、さらに賞の希少さが失われているという見方もあります。

ただ、確かに世間が納得できるアーティストや楽曲の受賞例もありますし、アーティストの方にとってはやはり光栄な賞に変わりはないのでしょうね。

レコード大賞に対するネットの反応

レコード大賞に対するネットの反応を集めました。

今回受賞したアーティストを応援しているファンは純粋に「おめでとう!」「うれしい!」というコメントが多数見受けられました。

しかし、客観的な世間の意見としては「基準がわからない」「曲を知らない」「公平なの?」という疑問の声が多数出ていたのも正直なところです。

ウィキペディアではすでにレコード大賞は“衰退期”と位置付けられているようですし、今後のレコード大賞はこのまま続いていくのか、それとも放送終了の日が来るのか、レコード大賞の企画自体の動きにも注目です。

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