2日間に渡って2拠点で行われる予定だった大規模野外フェス、“スパソニ”こと「SUPER SONIC」。
コロナ禍で相次いでいる音楽フェスの縮小や延期、そして中止が気になりますよね。
スパソニに関しては公演予定だった大阪(OSAKA)公演が中止となりました。
残すは東京(TOKYO)公演のみとなってしまいましたが、今後の状況によっては東京公演の実施も分からない状況となってきました。
2021年のスパソニは行われるのか、行われないのか、行われるのであればどのような形での実施なのかについて予想をまとめています。
スパソニ2021は行われる?行われない?
スパソニ2021は今現在、行われる予定ではあります。
公式サイトを見ても、特に行われないかもしれないという可能性を示唆するような公式発表はありません。
ただ、9月2日付のニュースにて、東京公演の行われる千葉市ZOZOマリンスタジアムにおいて、開催方法についてこのような要請をしていることがわかりました。
市は1日、「収容人数が多いことに伴う感染リスクが高い」と主催者側に伝達。延期するか、実施する場合は入場客の上限を5000人以下とし、県が示す感染防止対策を徹底するよう求めた。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2a266f44ed725de682e2feea2d32e1f592d778c1
スパソニの主催者というのは、クリエイティブマン代表の清水直樹さん(SUPERSONIC事務局)のことを指します。
スパソニの公式サイトでは逐一最新情報が発表され、文章や対応も丁寧な印象なので記憶に新しい愛知のフェス“namimonogatari”のような強行はないかと思いますが、それでも今後の動向は気になりますよね。
その前に、今一度スパソニ2021の大阪公演が中止になった理由について確認しておくと、不安が和らぐかもしれませんので一緒に見ていきたいと思います。
スパソニ2021大阪(OSAKA)公演が中止になった理由
スパソニ2021の大阪公演が中止になった理由は公式サイトによればこのように述べられています。
ですが、ここでSUPERSONICの大阪に関してはキャンセルになる事を発表させていただきます。現在大阪への国際線の乗り入れ便が縮小されている中で、隔離期間の確保と東京への移動を含めた制約もあり、アーティストサイドも様々な調整を試みてくれましたが、結果2カ所では公演が不可能であるという判断になりました。大阪でのフェスティバルの開催を楽しみにしていた皆様には、心よりお詫び申し上げます。そして開催に向けて準備を進めていただいたスタッフの皆様、及び関係者の皆様、同じ目標に向かっていたのにすみません。来年のサマーソニックは必ず大阪に帰ります。
引用元:https://supersonic2020.com/news/detail/39(※一部抜粋)
よくよく見てみると分かるのが、“コロナが直接の中止理由ではない”というところです。
感染者が増えそう、密が懸念される、など直接の理由というよりは、コロナが原因でフライト関連に支障が出ていて、隔離ルールなどを総合的に考えた上で東京と大阪の2か所での公演が現実的に不可能であることが分かったということですね。
ということは逆に、東京での公演は今のところ現実的に可能であるということになります。
ただ先ほどのニュース記事にもありましたように、行うのであればかなりの制限がかけられたうえでの実施となるので、本当に最低限音楽を楽しむだけというモットーがより強まりそうです。
ここ最近のコロナ禍でのフェス実施の結果として、想定していたよりも観客側のマナーが悪く炎上してしまっているものが多い気もしますので、この辺りはよりシビアに見られるかなと思いますね…。
スパソニ2021はどのような形での実施になる?【予想】
スパソニ2021の東京公演は実施されるとして、どのような形での公演になるのでしょうか。
スパソニの公式サイトで述べられている変更点がこちらです。
ZOZOMARINE STADIUMの開催においても変更点を発表します。アリーナスタンディング、スタンド自由席での開催予定でしたが、アリーナにも席を配置しての全席自由での開催になります。来場される方々がより安全な距離を保てるように、ライブに集中できるようにという判断の基での変更になります。ご理解ください。
引用元:https://supersonic2020.com/news/detail/39(※一部抜粋)
昨年の3日間3ステージで60アーティスト以上の発表から、2日間1ステージで16アーティストに絞っての開催になりますが、関係各所としっかりと連携しながら、安心な運営と感染予防策の徹底の元に開催します。引き続きご協力をお願い致します。
引用元:https://supersonic2020.com/news/detail/39(※一部抜粋)
変更点をまとめると、
- アリーナスタンディング、スタンド自由席→アリーナも自由席、スタンドは変わらず自由席
- 3日間3ステージ60アーティスト以上→2日間1ステージ16アーティスト
基本的に座っての鑑賞になり、日程が2日間・ステージは1つのみ・16アーティストのみとなりました。
そして先ほどのニュースの内容を付け加えると、
- 延期→(他の場所で実施?)
- 実施→入場客の上限を5000人以下&県が示す感染防止対策の徹底
このような制限がプラスされます。
仮に延期となった場合は他の場所での公演も考えられなくはないですが、これから場所やアーティストのスケジュールをおさえてというのはかなり時間がかかりますし、大阪では中止になっていることを考えるとなかなか難しいのかなという気もします。
実施の場合は上限が5000人以下となってしまったので、チケットの販売は予定枚数を終了しているのでこれから人数が増える可能性は少ないと考えてよいですが、逆に予定枚数が5000枚以上だった場合に、東京オリンピックの観戦チケットのようにさらに抽選みたいな流れになりそうですよね。
この辺りを含めて、スパソニ事務局がどのような判断をするかですが、仮に実施されるとなると、
- 基本的に座って鑑賞
- 上限5000人以下(選ばれし者…!)
- 細かい感染防止対策必須
このスタイルでの実施になると予想できます。
感染対策が事前にマニュアル化されていたフジロックでさえ少し炎上していた感じがあるので、この感染防止対策がどれだけ守られるかが今後のフェス開催のためにもポイントとなりそうですが、とりあえずはスパソニ事務局の情報を待つしかなさそうです。
さらなる混乱がおきないよう、迅速な対応を待ちたいところですね。