とらのあな閉店ラッシュはなぜ?残りの実店舗や新店情報まとめ!

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同人誌を中心に、バラエティ豊富な漫画を取り扱っていた同人ショップ“とらのあな”の閉店ラッシュが止まりません。

コミケに行ったついでにとらのあな巡りをする、というのが恒例行事だった時代もありましたが、ここ数年で多くの実店舗の閉店が相次いでいました。

そして、2022年7月5日時点で拍車をかけるかのように、残っていた主要5店舗(コミックとらのあな秋葉原店・新宿店・千葉店・なんば店・梅田店)も2022年8月31日をもって閉店することが、とらのあな公式サイトより発表されました。

昔は各地どころか外国にまで店舗を出店していったとらのあなでしたが、その多くはすでに閉店しています。

そうなると、残りの実店舗はどこになるのでしょうか?

また、とらのあなの公式発表によれば、今後新店を出店するということも言われています。

一体どういうことなのか、とらのあな閉店ラッシュについてまとめています。

とらのあなの閉店ラッシュはなぜ?

とらのあなの閉店ラッシュは、“コロナの影響”がかなり大きいと言われています。

実際にコロナによる客足の減少が原因であると、公式サイトでも書かれています。

2020年より店舗事業においてはコロナ禍による影響を大きく受けており、現時点で回復の兆しが見えていない状況です。当社の努力不足となり、大変申し訳ございません。

引用元:https://news.toranoana.jp/notification/214810

公式サイトの発表を読んでいると、苦しい状況の中でなんとか打開策はないかと模索しながら運営を続けてきたことがよく伝わります。

相当苦しい戦いだったのでしょうが、もうさすがに本気で難しい状況なのでしょうね…。

今回閉店する店舗をおさらいしておくと、

  • 秋葉原店A
  • 新宿店
  • 千葉店
  • なんば店A
  • 梅田店

こちらの店舗が対象となります。

特に秋葉原A店なんかは、ある意味聖地みたいな感じに思っているファンも多いようで、悲しいという声が殺到しています。

中にはこんなにエモい投稿までありました。

そして、悲報の続報は続くのですが、2021年頃から出店を試みていた名古屋店についても、出店は断念、という判断になった模様です。

仕方ない、としか言いようがありませんが、ひとつの思い出がなくなってしまうという事実については、受け入れるのに時間がかかりそうです…。

とらのあなの残りの実店舗は?

これまで各地に実店舗を出店してきたとらのあなでしたが、今回の複数店舗閉店により現状残っている実店舗は、

  • コミックとらのあな池袋店B
  • コミックとらのあな台北店

この2店舗のみということになります。(だいぶ減りましたね…)

台北店はとらのあなが初の海外進出で台湾に出店した店舗で、現地では「虎之穴台北店」という表記で親しまれています。

ということは、日本にあるとらのあなの実店舗は池袋の1店舗のみということになります。

池袋店はどちらかというと女性向けの作品が多いので、人を少し選ぶような感じはしますが…。

あとは、直営店ではない小規模な出張店舗はまだ営業を続けているので、そちらに行くしかなさそうです。

出張所だと全国で4店舗ほど運営しています。

  • 駿河屋札幌ノルベサ店(北海道)
  • オリオン書房アレア店(東京)
  • 豊橋店(愛知県)
  • 未知書房健軍店(熊本県)※アダルトコンテンツを扱っているため18歳未満は立入禁止

ただ、書店によってスタイルが全く異なるため、とらのあなのポイントカードが使えないこともあるそうです…。

とらのあなもまだ完全に事業撤退というわけではなく、なんとか事業を続けようという姿勢は見えてきます。

とはいえ、当社の中心的な役割を果たしてきた秋葉原においては、イラスト展が開催可能なギャラリー型店舗の出展を準備していくとともに、新たな店舗の在り方を模索し、再出店の協議を続けて参ります。再出店が叶う際には改めてご案内出来ればと思います。

引用元:https://news.toranoana.jp/notification/214810

どんな形になるか分かりませんが、また秋葉原には何かしらのとらのあな関連施設が立ちそうです。

とらのあなの新店の出店はどこ?

とらのあなの今回の閉店ラッシュには衝撃が走りますが、一方で新店を出店するというお知らせもありました。

とらのあなは2020年頃からin shop事業に力を入れており、すでに拠点は10を超えています。

(※in shop事業とは出張所事業のことです)

さらに、「7月、8月、9月には富山県、愛知県、静岡県に新規出店を予定しております。」とのことなので、in shop事業は今後ますます拡大していくものと思われます。

今のところの戦略としては、

弊社としては引き続き厳しい情勢が続くことを鑑みて、短期的には通販・Fantiaを中心としたDX事業に注力させて頂くことと致しました。

引用元:https://news.toranoana.jp/notification/214810

とのことなので、情勢にかなり敏感に反応して対応していく、という感じがします。

今後の情勢次第では、閉店した店舗も再開するかもしれませんし、特に秋葉原店には企業として思い入れがある様子なので、何かしらの動きがありそうです。

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