2021年10月24日に行われた「世界体操北九州」にて、体操女子の芦川うらら選手が見事金メダルを獲得しました。
芦川うらら選手が金メダルを獲得したのは、平均台の種目です。
そしてこの金メダル獲得は、なんと日本女子の平均台では67年ぶりの快挙ということになります!
そんな芦川うらら選手ですが、実は数日前である10月18日の予選では、ある出来事で話題を呼んでいました。
そして芦川うらら選手の名前の由来も発覚しました。
芦川うらら選手の話題を呼んだ世界体操北九州での出来事や、芦川うらら選手の名前の由来についてまとめています。
芦川うららのマトリックス粘りとは?【画像あり】
芦川うらら選手が一躍話題になったのが、2021年10月18日に行われた世界体操北九州の予選大会での出来事です。
芦川うらら選手は平均台の演技にて、途中、落ちてしまうのではないかというアクシデントに見舞われました。
「もう落ちてしまうかも…」と周りが見守る中、 芦川うらら選手は見事な粘りを見せて、再び平均台に体を戻すことに成功しました。
その時の画像がこちらです。
もうほとんど落ちる寸前のような状態ですね。
この状況では、誰もが「落ちる…!」と思ったことでしょう。
しかしこの状況から見事に復活した芦川うらら選手。
あまりにも華麗な体幹バランスに観ていた人からは「マトリックスみたい」「マトリックスだ」と、いつのまにか“マトリックス粘り”と呼ばれるまでになりました。
ちなみに元ネタのマトリックスがこちらです。
マトリックスは2000年頃に話題となったシリーズ映画ですが、銃弾を避けるために体を思いっきり反らす避け方がさらに話題になりました。
今回の芦川うらら選手の様子はまさにリンクしていますね。
ちなみに芦川うらら選手はこの時のことを、後のインタビューでこのように語っています。
芦川は「『ああ落ちるかも』と思った。あんなに耐えられたのは初めて」と言う。
ー
「予選で何とか耐えたおかげで今がある。芦川うららと検索すると『マトリックス』しか出てこず恥ずかしかったが、金メダルを取って消すことができる」とユーモアを交えて語った。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2a73405a253bee9c8d411f63de17dc667a79af7b(※一部抜粋)
本人もまさか耐えられるとは思っていなかったようです!
火事場の馬鹿力というものなのでしょうか…でも普段から体を鍛えていないとここまで柔らかく動けませんし、日頃の練習の賜物なのかもしれませんね。
そしてマトリックスと検索すると自身が出てくることについて、恥ずかしいと思っているようです。
身長143cmながら、ダイナミックな技(?)を武器にこれからの大会も頑張ってほしいですね!
芦川うららの名前の由来とは?
芦川うらら選手の名前は「うらら」とひらがな表記です。
この名前について、由来が発覚しました。
芦川うらら選手の速報記事を書いた日刊スポーツの、 芦川うらら選手のプロフィールによれば、
「うらら」の由来は姉らがスピッツの「ロビンソン」の「ルララ~♪」の歌詞を「うらら」と聞き間違え、家族がその響きを気に入ったことから。
引用元:https://www.nikkansports.com/sports/news/202110240001008.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=nikkansports_ogp
なんとあの大人気アーティストのスピッツの名曲である、ロビンソンという曲から取られた名前だったことが判明しました!
ロビンソンの歌の中には「大きな力で 空に浮かべたら ルララ」という歌詞が何回か出てきます。
このルララを、芦川うらら選手のお姉さんが “うらら”と聞き間違えたことから、そのままうらら選手の名前になってしまったようです…!
ご両親が“うらら”の音の響きを気に入ったというのもなかなかに面白いエピソードです。
なんとも衝撃的な名前の由来ですね。
ちなみに芦川うらら選手が体操の世界に入ったのはわずか1歳の頃ですが、その時もお姉さんの影響で体操を始めています。
芦川うらら選手にとってお姉さんの存在はもう切っても切れない深いゆかりがありますね…。
芦川うららのオリンピック(東京2020)成績まとめ
芦川うらら選手は東京オリンピックにも出場していました。
その時の成績は、
- 女子平均台 決勝6位
となっています。
(その他の種目は出場していないので途中棄権という扱いになっています。)
世界で6位ってすごいですよね…可能性しか感じない選手です。
今回はマトリックス粘りで話題になりましたが、オリンピックに出場して成績を残している立派なプロ選手ということも忘れてはいけませんね…。
平均台では難易度が高いと言われているひねり技は、芦川うらら選手の得意技でもあります。
今後の活躍にも期待が集まりそうですね!
世界体操や新体操もますます盛り上がりそうです。