藤井聡太新王将が、見事タイトルを獲得し記者会見を行いました。
藤井聡太新王将が対局期間中に宿泊していたホテルからは富士山が見えたことから、記者会見中に「富士山に例えるなら何合目?」という質問が記者から出ました。
その質問に対して、藤井聡太新王将が発言したのが“森林限界です”という言葉。
このキレキレな返しに、ネット上では「森林限界」のワードがトレンドに上がるなど、話題となっています。
しかし森林限界という言葉を聞いたことがない人も多いはず。
森林限界とは何なのか、そして富士山で例えると何合目にあたるのかまとめています。
森林限界とは?
森林限界とは、高い山などにみられる、森林が生きていける環境の限界部分のことを指します。
森林限界は、高山など冬の強風や低温、乾燥など厳しい環境のもとで樹木が生育できる境界線のこと。
引用元:https://www.asahi.com/articles/ASND35T1SND3UOHB00L.html
森林と聞くと、大地に根を生やして成長しているイメージを持つ人が多いと思います。
山にも木は生えますが、あまりにも標高の高い山となると、ふもととは気温などの環境が変わってきますよね。
山頂は一般的に寒くて風が強く、多くの植物は育つことが難しい環境というイメージがあります。
ですので、森林限界というのは、山の標高が高くなっていく中で、森林がギリギリ成長できる環境の限界部分ということになるわけです。
森林限界は富士山では何合目にあたる?
藤井聡太新王将と記者とのやりとりを振り返ると、
また、ホテルから見える富士山を将棋の目標に例えて「何合目を登っているイメージか」との質問には、「将棋はとても奥が深いゲームで、どこが頂上かは全く見えないわけで、そういう意味で、森林限界の手前というか、上の方には行けていないのかなとは思います」と答えた。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/da8b83e01e8e522f84e46919bcfc9b247543f866
記者の「富士山で何合目を登っているイメージですか」という質問に対して「森林限界の手前」というキレキレな答え方をしています。
森林限界については前項の説明で理解したとしても、では実際に富士山では何合目にあたるのでしょうか?
森林限界は、富士山では
- 5合目付近
にあたります!
富士山の5合目というと、ちょうど5合目まで車で行って、山頂を目指していくようなところです。
ちなみに富士山の山頂は10合目と言われているので、藤井聡太新王将的にはまだまだこれから上の方を目指していきたいと思っているようです。
藤井聡太新王将はこれまでにも「史上最年少」とか「強い」とか色々言われてきていますが、本人的には全然それがプレッシャーになることなく、むしろ違うところを向いている感じがしますね。
藤井聡太の発言に対するネットの反応
藤井聡太新王将の発言に対するネットの反応を集めました。
藤井聡太新王将の19歳とは思えない圧倒的語彙力に、ネットでは多くの人が「森林限界という言葉を知らなかった」「脱帽」と称賛しています。
5合目付近という意味でもあるので、単に5合目付近と言えば済む話でもありますが、あえて森林限界と表現した藤井聡太新王将の表現の奥ゆかしさに、多くの人が驚いているようです。
藤井聡太新王将が富士山の山頂まで登ったら、一体どんな言葉が出てくるのでしょうかね…。
まだまだ年齢的には若いので、これからの活躍が楽しみです。