2022年の夏の甲子園の決勝にて、満塁ホームランを打った仙台育英学園高校の岩崎生弥(いわさき さくや)選手。
彼の満塁ホームランによって、仙台育英は一気に点数差を広げることができ、結果として2022年の夏の甲子園の優勝を導いたと言っても過言ではありません。
そして仙台育英の優勝は、結果的に東北勢で初めての優勝となりました。
ちなみに決勝試合で満塁ホームランを打ったのは2008年の大阪桐蔭の奥村翔馬選手以来の出来事なので、かなり話題となっています!
今回ホームランを打った岩崎生弥選手はなんと闘病もしていたということで、ますますどんな選手か気になったので調査してみました!
岩崎生弥選手のプロフィール
- 名前:岩崎生弥(いわさき いくや)
- 生年月日:2004年生まれ
- 身長:168cm
- 体重:67kg
- 利き腕:右投右打
- ポジション:内野手
- 背番号:14
- 好きなもの:焼き魚、ハヤシライス
【所属チーム経歴】
- 小学校:大崎ジュニアドラゴン
- ジュニア:東北楽天ゴールデンイーグルスジュニア
- 中学校:宮城仙北ボーイズ
- 高校:仙台育英(現在3年生)
岩崎生弥選手は幼少期から野球に触れてきている、守備が得意な野球少年です。
決勝では、すでに点数を入れていた仙台育英に見事な満塁ホームランを打ったことで追加点をプラスし、チームを優勝へ導くきっかけを作りました。
ホームランを打った時の様子は、スポーツ報知にもこのように書かれています。
なおも1死満塁から5番・岩崎が3ボール1ストライクからの5球目、140キロ直球を完璧にとらえて左翼席へグランドスラムをたたき込んだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/98e6d3eef04104fe2b05851314fd7ec10ec5b000
グランドスラム=満塁ホームラン、ということで本当にすごい選手だなということがわかりますが、岩崎生弥選手のすごいところは“不利な状況”を乗り越えたところにあります。
岩崎生弥選手のすごいところ①闘病を乗り越え出場
岩崎生弥選手は、運動誘発ぜんそく、逆流性食道炎、食道裂孔ヘルニアを患っていました。
岩崎選手は昨年6月、運動誘発ぜんそくを発症し、寮から自宅に戻った。四六時中嘔吐(おうと)を繰り返し、検査で逆流性食道炎と食道裂孔ヘルニアの診断も受けた。2カ月の療養。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d9b8339ad33941482965cfe1e39f1fff6536ec77
仙台育英の2年生の6月頃にこれらの病気を次々に発症してしまうのですが、相当堪えたのか、母である千春さんには
「野球できるのかな」
とこぼしたこともあったようです…。
療養期間は2ヶ月ほどでしたが、体力が落ちてしまい、様子を見ながらの練習が続きました。
全試合に出ることは難しくても、背番号をもらうためにひたすら打撃練習を続けていたそうです。
そんなハンデを乗り越えての満塁ホームランを打ったわけですから、もう伝説と言ってもいいくらいです。
さらに、岩崎生弥選手のすごいところは闘病を乗り越えたことだけではありません!
岩崎生弥選手のすごいところ②ベンチ外からの跳躍
岩崎生弥選手のすごいところは、ベンチ外からのスタートだったことです。
岩崎生弥選手は宮城大会ではなんと一度も出場していませんでした。
そこから、甲子園でやっとベンチ入りを果たし、代打として出場する中でコツコツと成績を残し、途中からスタメン入りとなります。
そしてついに、決勝での満塁ホームランを打ちました。
とんでもなく精神力が高い選手です。
甲子園に挑む姿勢の強さは、人一倍強かった選手なのではないでしょうか?
またそんな岩崎生弥選手について、監督はこのように評価しています。
須江航監督(39)は「苦労と努力が表れた、心と技術の安定感が素晴らしい。打つ雰囲気しかまとっていない。感動で涙が出る」。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d9b8339ad33941482965cfe1e39f1fff6536ec77
監督もベタ褒めするほどの心と技術の安定感を持った選手ということで、やはり人並ならぬ精神力の強さを感じます。
今回の優勝ですでに注目が集まっていますが、果たしてどのような進路に進むのかが気になるところですね!
ちなみに試合相手だった下関国際高校には別名があるようです。
東北民なら常識ワード「白河の関越え」についても知っておきたいですね!
こちらもぜひチェックしてみてくださいね!