いよいよ始まろうとしている東京オリンピック。
東京という場所だけあって、普段から交通量の多い場所ですから、オリンピックの期間中の交通状況はどうなるのか気になるところです。
特に問題なのが“首都高”です。
オリンピック期間中の首都高の交通状況についてまとめました。
オリンピック期間中の交通規制について
まず、2021年に行われる予定のオリンピックの期間は、7月23日~8月8日の17日間です。
そしてパラリンピックの期間は、8月24日~9月5日の13日間です。
結構長いですよね。
この間、オリンピックの会場の周りの道路は交通規制がされます。
オリンピックの特設サイトには、交通規制の取り組みとして、
- TDM(交通需要マネジメント)
- スムーズビズ
これらに力を入れて取り組むと書かれています。
名前だけ聞くと?って感じですが、TDMというのはTransportation Demand Managementの略で、オリンピックの開催期間中、交通の混雑を避けるためにみんなが協力して交通緩和に取り組みましょうというプロジェクトです。
そしてスムーズビスというのは、時差出勤のようなもので、なるべく交通量が集中して混雑する時間を作らないようにするために、出勤時間をずらしたり、テレワークを推進するといったプロジェクトです。
まあでも個人的には、朝から都内の道路を利用する人って個人というよりはどちらかと言うと運送系のトラックが多いとは思うので、スムーズビスは果たしてどのくらいの効果があるのか微妙な感じはありますが…。
交通状況を整理することで道路の混雑を避けるのが目的のようです。
オリンピック期間中の首都高の利用はできる?
オリンピックの期間中は首都高の利用は可能です。
ただ、どのくらい混雑するのかを事前に知っておきたいという方もいるかと思います。
そんなときに使えるのが、「明日の混雑予想ポータル」です。
7月13日に公式サイトがオープンする予定なので、ぜひ公式サイトをブックマークしておきましょう。
首都高の状況だけでなく、混雑予測や各種交通機関の現在の混雑状況、大会関連情報なども見ることができます。
お仕事で毎日使う方や、オリンピック期間中に都内の道路を使う予定の方はぜひともチェックしておきたいですね。
オリンピック期間中の首都高の利用にかかる料金はいくら?
オリンピックの期間中、首都高の利用は可能ですが、使う時間帯によっては割引があったり、さらに条件によっては料金が上乗せされます。
夜間割引や料金上乗せの条件についてまとめました。
夜間割引について
夜間割引は、オリンピックの期間中に首都高を利用した時に夜間のある時間帯だけ割引がされる仕組みです。
夜間割引の条件についてまとめました。
- 7月19日~8月9日、8月24日~9月5日の間
- 首都高を利用する0時~4時の間
- ETC搭載の車種
- 首都高全線
- 5割引
首都高を利用する0時から4時の間、ETC車は基本料金から5割引されます。
ETCを搭載していない現金車は対象外となるので注意しましょう。
料金上乗せの条件
夜間は割引制度がある首都高ですが、逆に6時~22時は料金の上乗せがあります。
料金上乗せの条件をまとめました。
- 7月19日~8月9日、8月24日~9月5日の間
- 首都高を利用する6時~22時の間
- 軽・二輪、普通車のうち自家用乗用車のETC搭載車、「中型車」「大型車」「特大車」以外の現金車
- 1000円上乗せ
つまり、ETC搭載車でも、小型貨物やタクシーは上乗せの対象外となります。
【ETC搭載車で料金上乗せの対象外となる車種】
- 首都高の5車種区分に分けられている「中型車」「大型車」「特大車」
- ナンバープレートが「緑地に白文字」または「黒地に黄色文字」の事業用車両
- ナンバープレートが「白地に緑文字」または「黄色地に黒文字」の車両のうち、 分類番号が「4∗∗」または「6∗∗」または「8∗∗」の車両
また、料金が上乗せされる範囲はこちらです。
【ETC搭載車】
【現金車】
夜間割引と料金上乗せの条件をまとめたイラストがこちらです。
自分の乗る車が料金上乗せの条件に入るのか入らないのかがよくわからない方は、首都高ドライバーズサイトで簡単に確認することができます。
首都高ドライバーズサイト:https://www.shutoko.jp/
事前に調べて、当日はスムーズに首都高を利用したいですね。