人間の体に必要な栄養を多く含んでいる野菜。
分かってはいても、なかなか美味しく食べれないですよね。
また、お子さんがいるご家庭では、子どもの野菜嫌いを克服させたい!という方もいるはず。
テレビ番組「日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」で紹介されていた野菜嫌い克服の方法をご紹介します。
克服方法はとってもシンプルで誰でもすぐに実践できる内容です。
なぜ野菜嫌いになるの?
そもそも、なぜ野菜を嫌いになってしまうのでしょうか。
多くの方は、野菜と初めて出会うのは子供の頃かと思います。
子供の頃って、まだそんなに色々な味を知っているわけではないので、野菜特有の苦みに驚いてしまうこともあります。
苦みや渋みは、人間の本能的に苦手な味とされています。
初めて野菜と出会ったときに、その野菜が苦かったり渋みがあったりすると、「苦い=不快」の感情が生まれてしまうんですね。
これは仮に大人になるまで苦みや渋みを知らなかった人が、大人になって初めて苦みや渋みに出会った時にも同じことが言えると思います。
ということは、野菜をなるべく苦くない方法で出会わせてあげるといいということですね。
人間の「本能」を利用した克服方法を見ていきましょう。
子供から大人まで使える!野菜嫌い克服方法
番組内で紹介されていた方法は主に2つです。
- サラダから食べる
- サラダをスチーム(温野菜に)する
1つずつ解説していきます。
サラダから食べる
「サラダから食べる」と聞いて、なにそれと思った方も多いでしょう。
ですが、これ、結構効果的なんです。
普段ご飯を食べる時って、どんな時でしょうか?
「お腹が空いているとき」「ご飯の時間になったとき」ですね。
特に人間は、お腹が減っているときは、本能的にとにかく何でもいいから食べたくなります。
この時の人間の「本能」を利用するのです。
ある幼稚園では、お昼前までになるべく子供に運動をさせたり遊ばせてお腹をたくさん空かせて、「お腹減った~」という時に必ずサラダから出すそうです。
すると、本能的に食べたい衝動が勝ち、みんな残さずサラダを食べてくれるんですね。
つまり、フレンチのコース式で、先にサラダだけを出して、食べ終わったら次の主菜や副菜、お味噌汁などを出す方法にすることで、バランスよくご飯を食べる事ができるのです。
この方法は大人にも使えます。
しかも、先にサラダをお腹に入れることで満腹中枢がゆっくり上がっていくので、食べすぎによる肥満防止にもつながり、一石二鳥の効果があります!
ちなみに子供にこの方法を実践する場合は、毎日だと続かなかったりすることもあるので、特に運動した日など、アメとムチをうまく使い分けて実践すると良いと番組で紹介されていました。
サラダをスチーム(温野菜に)する
サラダを食べるときに、生野菜のまま食べようとするとどうしても苦みが気になってしまいます。
そんな時はサラダをスチームしてから食べると苦みが消えて美味しく感じることができます。
野菜を少し蒸して温野菜にすることで、栄養も凝縮されて甘みも増すので美容にもとても良い効果が期待できます。
やり方は簡単!
サラダを耐熱容器に入れて、ラップをして電子レンジに入れて3分くらいチンをします。
ちょっとだけお水を入れておくとスチーム効果が高まります。
使うお野菜はもちろん何でもOK!
いきなり冷たいお野菜を体に入れるよりもお腹に優しいので、生野菜を食べると体が冷えるので苦手と感じている方にもオススメの方法です。
良くないと言われている克服方法
世間に結構広まっている野菜嫌いの克服方法のひとつに、「野菜を細かく刻む」「好きな食べ物に忍び込ませる」といった方法があります。
ですがこれらの方法は、かえって野菜嫌いを促進させてしまうことになります。
例えばにんじんが嫌いな人に対して、大好きなハンバーグに細かく刻んで入れて出したとします。
仮にその時に気づかずに食べてくれた時に、後で実はにんじんが入っていたことを知ったらどんな気持ちになるでしょう。
「裏切られた」「騙された」という気持ちになるはずです。
そしてひどい人では吐き気を催したり、もう二度とその人が作る料理は食べなくなってしまう可能性もあります。
これは子供には特に注意が必要です。
慕っていた大人に裏切られ、傷ついてしまうと、もう野菜嫌いどころの話ではなく、その人との信頼関係が崩壊してしまうことにもなりかねません。
大げさだと思うかもしれませんが、子供にとって身近な大人はかかわりの深い存在だからこそ、どんなきっかけであれ大人が信頼をなくす行為をしてはいけません。
子供に心も体も健康に育ってほしいと思うのであれば、このような「騙す方法」はしない方が良いと番組でも紹介されていました。
素直に向き合ってあげるように努めましょう。
今回紹介した方法で子供も大人も野菜嫌いを克服できたらいいですね。