MAPPAがチェンソーマンに社運を賭けていると言われる理由は?

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第一話が放送され、早くも話題となっているアニメ「チェンソーマン」ですが、チェンソーマンの裏側で活躍しているのが「MAPPA」です。

アニメを制作するのには、企画や絵を描いたいり、仕上げたりと色々な工程が発生します。

そんな中でも、今回チェンソーマンの制作を行っているMAPPAでは、“社運を賭けている”とも噂されているようです。

MAPPAはアニメ専門の仕事を受け持っているわけではなく、他にもCMや映画、Webムービーなどと幅広く活躍している会社です。

しかし、今回特にチェンソーマンの制作に関しては力を入れていると言われています。

一体MAPPAになぜそのような噂が流れているのか、まとめてみました。

MAPPAの簡単なプロフィール

MAPPAの簡単なプロフィールをまとめてみました。

  • 会社名:株式会社MAPPA
  • 設立:2011年6月14日
  • 代表取締役:大塚 学
  • 事業内容:テレビアニメ、映画、CM、Webムービー等、アニメーション映像に関わる全てのジャンルにおける企画・制作
  • 従業員:310名(2022年4月時点)
  • 拠点:東京スタジオ、仙台スタジオ ※大阪にもできる予定
  • 主な担当作品:アニメ「てーきゅう」1~3期、NHK復興応援ソング「花は咲く」アニメ、ソシャゲ「プリンセスコネクト!」TVCM、アニメ「賭ケグルイ」、映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」、アニメ「呪術廻戦」シリーズ、アニメ「進撃の巨人 The Final Season Part2」、アニメ「チェンソーマン」など

MAPPAは2011年に設立した制作会社です。

事業内容は多岐に渡るものの、どちらかというとアニメ作品の制作に力を入れているイメージの会社です。

また、拠点は東京スタジオと仙台スタジオの2つがあります。

東京スタジオでは制作部・CGI部・演出部・作画部・ライツ事業部・企画開発部の6部門があります。

仙台スタジオでは作画(動画・仕上)の工程のみをデジタルで行っていますが、将来的には3DCG・撮影・背景を担当するCGI部門も新設予定となっている模様です。

そして、MAPPAはCGIに特化したスタジオを大阪にも構える予定です。

こちらはまだ場所が決まっていませんが、2022年以内に決まる見込みとなっています。

本社は、東京都杉並区天沼2丁目3番9号 朝日生命杉並ビル9階にあります。

アニメもかなり有名な作品を多数手掛けており、また拠点も今後どんどん増えていきそうな勢いのある会社と言えそうです。

MAPPAがチェンソーマンに社運を賭けていると言われる理由は?

MAPPAがチェンソーマンに社運を賭けていると言われている理由は「チェンソーマン制作あたっての、出資のパーセンテージ」が大きな要因だと考えられます。

MAPPAはチェンソーマンの制作において、100%の出資をしています。

アニメ作品の制作には、基本的に様々な会社がお金を出し合って作るのが主流となっています。(EDとかに流れてくる「○○製作委員会」みたいなのが代表的ですね)

しかし、チェンソーマンに関してはMAPPAと集英社の2社しか出資をしていません…!

これは裏を返せば、もしチェンソーマンが大コケしてしまったら大赤字を被るということを意味します。

このことから、「MAPPAはチェンソーマンに社運を賭けている」と言われているようです。

「Real Sound」のインタビュー記事には、MAPPAの代表である大塚学さんが答えている様子が記載されています。

そこでは、チェンソーマンに対して100%の出資をしていると述べていました。

他方、うちは今回の『チェンソーマン』は100%出資で臨んでいて。もちろん、リスクはあります。ただ、それってビジネスにおいては当たり前のことで、さらなる成長を目指すなら大きな勝負をし、リスクを背負うことが必要になってくるわけです。

引用元:https://realsound.jp/tech/2022/10/post-1141127_3.html

また代表は、MAPPAがこれまでの作品制作で100%の出資をしたことはなく、チェンソーマンへの出資が初めてだとも述べていることからも、今回の作品への思い入れはかなり強いとみてよさそうです。

そしてMAPPAは、チェンソーマンが国内だけでなく、海外でも人気が出ると予想しているのか、すでに海外展開も考えているようです。

ただMAPPAにはアメリカ法人がないので、海外で新たにビジネスパートナーを獲得し、一緒に広げていく必要があるという旨の回答もしていました。

MAPPAがチェンソーマンにこれだけの出資をしている理由は、「いいタイトル(作品)にはお金を張った方がいい」という代表の考えに基づくものからです。

MAPPAの歴史を振り返ると、最初はただアニメを制作するだけの0%が出発点だったんです。ちょっと出資しないと、あまりにもヒットしているのにお金が入らないことに懸念を覚え、5%〜10%くらい出資し始めるようになって。最近だと、いいタイトルにはできるだけお金を張った方がいいという考えになっています。100%出資したのは今回の『チェンソーマン』が初めての試みなんですよ。

引用元:https://realsound.jp/tech/2022/10/post-1141127_3.html

それだけの勝算が見込めると踏んでいるのかと思われますが、実際にすでにチェンソーマンの第一話が放送された後、チェンソーマン関連の話題が一気に急上昇しています。

MAPPA CHANNELの存在も話題急上昇?

MAPPAはYoutubeで「MAPPA CHANNEL」というチャンネルを開設しています。

開設日が2019年であることから、チェンソーマンに合わせてチャンネルを開設したというわけではないようです。

(MAPPAの中の人が出てきてYoutuber的なことをするチャンネルではないです。)

MAPPA CHANNELは今まで担当した作品のティザーPV(アニメ映像をちょこっとだけ見れる数分の動画)を載せていますが、チェンソーマンに関してはすでに異様なほどの盛り上がりを見せています。

MAPPAが昨年公開した「TV‌ア‌ニ‌メ‌『チェ‌ン‌ソー‌マ‌ン』‌ティ‌ザー‌PV‌」の再生回数は1571万回を記録しており、MAPPA CHANNNELが今まで公開した動画の中で群を抜いて一番です。

さらに最近公開されたばかりの「Chainsaw Man – Main Trailer /『チェンソーマン』本予告」も1321万回の再生回数を記録しており、チェンソーマンのアニメ放送が終わってから、チャンネル登録者数も一気に急上昇しています。

海外でもヒットが予想されることから、今後チェンソーマンやMAPPAの存在は国内外問わず広まっていくかもしれませんね。

チェンソーマンのアニメの放送が終了するころには、一体どれだけの認知となっているのでしょうか…。

MAPPAの社運はすでに勝算の見込みがありそうな感じもありますね!

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