Japanese Soba Noodles 蔦の創業者「大西祐貴」さんが2022年9月23日に亡くなったことが判明しました。
大西祐貴さんはラーメン店では世界初となるミシュランの星を獲得した実績を持ち、ラーメン界ではとても有名な方でした。
大西祐貴さんは43歳という若さでこの世を去りましたが、詳しい原因については今のところ発表されていません。
大西祐貴さんはここ最近、お店を休業することが増えていましたが、果たしてそのことと関係があるのでしょうか?
大西祐貴さんの死因について、時系列や可能性を考えてみたところ、どうやらネットで話題となっている猫が原因とは言い切れない可能性もでてきました。
ラーメン蔦店主(大西祐貴)が亡くなるまでの時系列
大西祐貴さんが亡くなったのは2022年9月23日のことです。
また、原因は「急性心不全」であることがスポーツ報知より発表されました。
同店の担当者によると、死因は急性心不全だったという。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a0f8012d1be1aaa49f89c1b3bbf5bf501bd91c89
大西祐貴さんは亡くなる前にお店のツイッターをこまめに更新しており、自分の体の状況やお店の営業状況についてお知らせしていました。
大西祐貴さんが亡くなるまでの時系列をまとめると、
- 9月13日夜 愛猫に腕を噛まれる
- 9月14日朝 起きたら腫れており激痛、皮膚科受診、店は臨時休業
- 9月15日 ツイッター更新なし 療養中?
- 9月16日 腕の痛みが引かず、臨時休業
- 9月17日 営業再開
- 9月18日 通常営業
- 9月19日 台風のため臨時休業
- 9月20日 諸事情により以降臨時休業(腕のことは書かれていない)
- 9月23日 急逝したことがツイッターでお知らせされる ※急性心不全
このような状況となっています。
まず、第一報となったのが9月14日の出来事です。
この日は3投稿もしており、内容は「愛猫に腕噛まれた」ということと「腕の負傷によって営業ができないのでお店を臨時休業する」というものでした。
最後の投稿には画像も添えられており、痛々しさが伝わってきます。
そして15日は特に何も更新がなかったので、恐らくスマホを握れないほど痛かったのか、療養に集中していた可能性があります。
その次の日の16日には、まだ腕の腫れが引かないとのことでお店を臨時休業するというお知らせが発表されました。
17日と18日は通常営業に戻っていました。
しかし、19日は台風があったために食材が届かないことを理由に臨時休業しています。
その後、20日以降はしばらくお休みするとのお知らせが入りました。
それから3日後、大西祐貴さんは急逝されました…。
この一連の時系列から、飼い猫に噛まれてしまったことが急逝の原因であるのではという声がネット上では出ています。
しかし、よくよく考えてみると、猫に噛まれてからもお店を通常営業している日があったり、その後の休業は台風だったりと、必ずしも猫が理由ではない休業もありました。
大西祐貴さんの急逝には猫以外にも様々な可能性が考えられそうです。
ラーメン蔦店主(大西祐貴)の死因【考察】
可能性①猫によるパスツレラ症説
ネット上でも多く見られる考察ですが、大西祐貴さんが猫に噛まれた時に、猫についていた「パスツレラ属菌」が原因というものです。
動物の持っていパスツレラ菌が人に感染することをパスツレラ症と言いますが、パスツレラ症について「Elanco」のサイトではこのような説明が書かれていました。
イヌの約75%、ネコのほぼ100%が口腔内常在菌として病原体を保有しています。他の人獣共通感染症(ズーノーシス)とは比較にならないほど高い病原体保有率ですが、この感染症の存在はほとんど知られていませんでした。
これまでは皮膚化膿症が主な症状であるとされてきましたが、最新の調査では、呼吸器系の疾患、骨髄炎や外耳炎などの局所感染症、敗血症や髄膜炎など全身重症感染症、さらには死亡に至った例も確認されています。
引用元:https://jp.mypetandi.com/vet/infection/zoonosis/pasteurellosis.html
また、同サイトには皮膚に影響が出た際の事も書かれていました。
パスツレラ症の約30%を占める症状です。咬まれたり、ひっかかれたりした後、約30分~2日で受傷部に激痛、発赤、腫脹を起こし、蜂窩織炎となることが多く、糖尿病などの基礎疾患がある場合は重症化し、骨髄炎や敗血症に進むことがあります。
死亡例も報告されています。
引用元:https://jp.mypetandi.com/vet/infection/zoonosis/pasteurellosis.html
大西祐貴さんは30%の確率で皮膚に炎症を起こしてしまっていたようです。
そして、実際には死亡例も報告されているとのことなので、大西祐貴さんの今回の死因の可能性としてはたしかに考えられます。
しかし、その後お店を2日間ほど営業しており、猫に噛まれてからは一週間以上経過していることもあって、何とも言えません…。
可能性②持病説
大西祐貴さんが持病を持っていた可能性もあります。
念のために調べてみましたが、持病を公表しているような様子はありませんでした。
ただ、持病はなかなか人に言うものでもないので、もしかしたら隠し持っていた可能性も否定できません。
もし持病を持っていたとすると、猫に噛まれたこととは関係なく突然発症してしまったか、猫に噛まれたことが原因で発症してしまった可能性が考えられます。
実際に先ほどのパスツレラ症の特徴として書かれていた文章に「糖尿病などの基礎疾患がある場合は重症化し、骨髄炎や敗血症に進むことがあります。」というものがありました。
もしかしたら基礎疾患を持っていて、敗血症性ショックが起きてしまった可能性も考えられます。
直接の原因は猫の菌ではないが、きっかけは猫だったパターンです。
可能性③猫とは関係ない急逝説
今回、亡くなる前にたまたま頻繁に更新していたツイッターの中で猫に噛まれたという事件がありましたが、もしかすると猫に噛まれたのとは全く関係ない可能性もゼロではありません。
急逝はその名の通り、急に逝ってしまうことを意味します。
ですので、もしかすると猫とは全く関係なく、突然亡くなることもありえます。
特にこの世を去るのにはまだ若すぎる年齢ですので、原因不明の死であることも考えられます。
可能性④腕を負傷したことによる将来性が見えてしまった?説
これは精神的な話なのですが、今回猫に腕を噛まれ、お店を休業せざるを得なくなってしまったことや、実際にお店に立っていても前のようにうまく調理ができないことを悟ってしまった可能性もあります。
大西祐貴さんのお店はミシュランで星を獲得しており、それはラーメン店では初めてであったという重荷が、大西祐貴さんを苦しめていた可能性もあります。
実際に大西祐貴さんは9月20日以降、しばらくお店をお休みするとお知らせしていました。
今までのお知らせでは「○○のため本日は」という書き方でしたが、この時は「諸事情により20日以降」というような、あいまいな書き方なのも気になります。
もしかしたら、調理場に立ってみたものの、以前のように使えなくなってしまった腕を見て、お店の将来や自分の人生について少し考える時間が必要になったのかもしれません。
精神的なショックもあって、急逝してしまった可能性もあります。
ラーメン蔦は今後どうなる?
ラーメン蔦の営業は続けていく模様です。
大西祐貴さんが亡くなったことは、ラーメン蔦のツイッターですぐに報告されました。
つまりラーメン蔦のツイッターは大西祐貴さん以外にも更新担当がいるということになります。
そして大西祐貴さんがどんな人だったか、ラーメン蔦のツイッターではその後このような投稿がされていました。
ラーメン蔦のメンバーの想いが伝わってくる投稿です。
そして、今後もラーメン蔦は「故大西祐貴の遺志を継げるように努めてまいります」と宣言していることから、ラーメン蔦のブランドはまだまだ引き継がれ、ラーメン店の営業は続けられることがくみ取れます。
大西祐貴さんが急逝してしまったことは本当にショッキングですが、これからも世界中の人にラーメン蔦のラーメンが届くと思うと、ぜひ頑張ってほしいなと思います。