テレビ番組「人生最高レストラン」にチョコプラことチョコレートプラネットの長田さんと松尾さんが出演し、コンビの歴史を振り返りました。
チョコプラと言えばTT兄弟や悪い顔選手権など、斬新なアイデアで人々を笑わせてくれる芸人さんですよね。
コンビ仲も良いと言われていますが、番組ではそうでもない雰囲気が…。
2人の紹介されていた歴史をまとめました。
チョコレートプラネット結成のきっかけ&黒歴史
チョコレートプラネットを結成する前、2人は全く違う世界で暮らしていました。
松尾さんは、高校を出て段ボール工場で働く日々。
しかし妹さんにある日、「目が死んでいる」と言われたことがきっかけで、このままじゃいけないと思ったそうです。
自分が興味あるのがお笑いだったから、という軽い気持ちでお笑い養成所に入った松尾さん。
その一方で、長田さんは美術の短大を出て陶芸の講師をしていました。
ある時、このままおじいさんになった時に、自分が話せるエピソードがないことに気づき、“冒険してみたい”と思い、興味があるのがお笑いだったので、養成所に入ったそうです。
2人とも、天下を目指そうというような熱い気持ちはなかったと松尾さんが当時を振り返っていました。
そして2人が出会ったのは、松尾さんが芸人のシソンヌの2人それぞれから、「長田と合いそうだから組んでみれば」と言われたのがきっかけでした。
しかし当時の松尾さんは今よりもガリガリで、かなり人相が悪く、長田さんは最初コンビになることを断ったそうです(笑)。
ちなみにその時の松尾さんの写真が松尾さんの公式インスタにありました。(右が松尾さんです。)
確かに怖い…かも?
松尾さんも当時の長田さんは、養成所で「がんばってこ~ぜ~!」みたいなノリノリキャラで、絶対つまらない人だと思っていたそうです。
長田さんの周りにいる取り巻きみたいな人達が全く面白くなかったそうで、ノリノリなイキりキャラに松尾さんはだいぶ冷めた目で見ていたようですね。
長田さん曰く、自分ではそこまで必死感はなかったそうで、取り巻きも勝手に気づいたらいたとのことでしたが、卒業公演でちゃっかり主役になっていたそうですよ。
チョコプラの辛い時代を支えた友人Mとは?
チョコプラは養成所を卒業して、割とすぐにテレビのお仕事に呼ばれました。
同期はエド・はるみさんですが、実はそのエド・はるみさんよりも前にテレビに出ていたそうです。
そして結成3年目ではキングオブコントの決勝まで進みました。
これには話を聞いていた極楽とんぼの加藤さんも「エリートじゃん!」と驚きの一言。
長田さんも、芸能界ってこんな楽な感じなんだと少し調子に乗っていたと話していました。
しかし、そこからなかなか売れず、ゴールデン番組のひな壇にも呼ばれない日々が続きました。
ネタは面白いと言われても、だからこそ何がいけないのかイマイチ分からず悶々とする中、長田さんは唯一の友人であるパンサーの向井さんとよく飲んでいたそうです。
8年目にして感じたスランプで、これ以上売れなかったらもう芸人を辞めようとまで考えていたそうです。
それでもついてきてくれる松尾さんに対し、長田さんはある日の飲んだ帰りに、松尾さんの事を振り返ることもなく、「お前と組んでよかったわ」と背中で語ったこともあったそうです。
松尾さんは、当時のそのシーンを「気持ちわりぃ~こいつ」と思ったそうです(笑)。
2人が考えに考えて出会ったのが“モノマネ”でした。
モノマネをしたことで、周りにどんどんいじってもらえて、「これだ!」と気づいたそうです。
そして2014年のキングオブコントでは準優勝。(ちなみに優勝は、当時支え合っていたシソンヌでした。)
チョコプラの長田さんのインスタを見ていると、確かに向井さんとのショットが多いんですよね。
辛い時期に一緒にいてくれた人とは、絆が深まるものですよね。
松尾さんがIKKOさんのモノマネをするようになってから、IKKOさんからお着物やお洋服をもらうようになったという松尾さん。
優しいIKKOさんは、相方の長田さんにもお洋服をプレゼントするそうで、これにはスタジオも「優しい~」の嵐でした。
チョコレートプラネットの今後の野望
大人気コンビへと成長したチョコプラに、加藤さんが今後の野望を聞く場面がありました。
長田さんは、「叩いてかぶってじゃんけんぽんみたいな、今後に残る遊びを作りたい」と野望らしい野望を語っていました。
それに対して松尾さんは、「勝手に名前を残してください」と一言だけ残しました。
周りにバカにしてるとつっこまれますが、「僕にはそこまでの熱がないんですよね、むしろ長田さんがつくるものは一番面白いと思っているから、僕はそれを少しでもさらに面白くできればいいなと思います」とかっこいい締め方をしていました。
最後に加藤さんから「お前本当は長田のこと好きなんだろ?」と言われ、松尾さんが「そうなんですかね~」と照れつつ答えると、長田さんが「気持ちわりぃ~こいつ」と当時の仕返し(?)をしていました。
お互いを笑いながら気持ち悪いと言えるということは、それだけ仲良しということがわかりましたね。
2人のやり取りは一見仲が悪そうに見えますが、長年一緒にいるからこそけなしあえる仲って素敵ですね~。
いつか2人が発祥の、世に残る遊びを発明してもらって広めてほしいですね。