ゴルゴ13の最終回は金庫に存在する?ネット考察まとめ!続編についても

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さいとう・たかを先生による作品「ゴルゴ13」。

1968年から続く大人気連載漫画として有名で、その長さはギネス記録にも認定されていますが、実は昔から噂されていることがあります。

それは、“最終回が金庫に存在する”という話です。

本人が否定している話もあると言いますが、実際のところはどうなのか、ネットの考察をまとめました。

果たして今後はその最終回が出てくるのか、それとも続編もあるのかについてもまとめています。

ゴルゴ13の最終回の存在に対するネットの考察

ゴルゴ13は50年以上も連載を続けている漫画です。

もう半世紀もゴルゴ13は続いているとなると、かなり感慨深いものがありますよね。

しかしそのゴルゴ13には“最終回”があると言われています。

ネットの情報をまとめると、

  • ゴルゴ13の連載当初から最終回が決まっていた
  • 某銀行の貸金庫に最終回の原稿が隠されている→インタビューにて本人が述べていた
  • 副読本にて本人が最終回の存在を否定している

このようになっています。

様々な情報が絡み合っていて、結局のところ最終回の原稿があるのかどうかというところがイマイチよくわからない状態になっています。

そこで、実際にさいとう・たかを先生ご本人のインタビューを見てみましょう。

ゴルゴ13の最終回は金庫に存在する?

ゴルゴ13の最終回の存在がより“都市伝説”化している理由は、「インタビューで最終回の原稿が隠されていると本人が述べていた」にもかかわらず「副読本では最終回の存在を否定している」ということではないでしょうか。

ゴルゴ13の本人インタビューの記事を読んでみると、

でも、正直に言ってしまえば、「ゴルゴ」が201巻まで続くことになるとは、私も予想していませんでした。最初は、10話限りで終えるつもりでしたから。そもそも漫画の連載なんて、いつ終わるかわかりません。漫画家とは、いわば、いまにも落ちそうな腐った橋の上を猛スピードで走り抜けるような仕事なのです。連載がいつ終わってもいいように、当初から最終回のアイデアも考えてありました。以来、最終回のアイデアは、ずっと私の頭の中にだけ眠っているんです。

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1a3f702f49add80a3045f5d3259866e10edc3993

とあります。

さいとう・たかを先生はそもそもここまでゴルゴ13の連載が続くとは考えていなかったようです。

だからこそ、連載当初から「最終回のアイデアを考えてもいた」と述べています。

そして「ずっと頭の中にだけ眠っている」とも述べていますね。

もし本当にさいとう・たかを先生の頭の中にだけしか最終回が眠っていないのだとすると、金庫に預けている説は否定されます。

ただ一方でさいとう・たかを先生は、いち早く漫画家のリスクヘッジにも動いていた漫画家でもあります。

プロ意識の高さでも知られた。「漫画は一人で描くもの」との常識をくつがえし、脚本や作画などそれぞれのプロに分業する制作システムをいち早く始動。締め切りを厳守し、半世紀超にわたる「ゴルゴ13」の歴史の中で休載は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた昨年の一時期だけ。

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7377a5cecb042f5abd45302db09d4c09931e3362

脚本や作画など、漫画を構成していくにあたって必要な作業を“分業化”することで、漫画界に革命を起こした人物でもあります。

ということは恐らく「もしこの先自分が漫画を描けなくなったら」ということについてもかなり考えていた可能性が高いです。

そうなると「最終回は頭の中にだけ眠る」という言葉は、本当でもあり、嘘でもありそうですよね。

たしかに細かなストーリー展開などはさいとう・たかを先生の頭の中にだけ存在したのかもしれませんが、おおまかな枠だけは金庫に眠っているという説もありえそうです。

さらには細かい部分についても、金庫などどこかに眠っている説の方が納得できるような気もします。

さいとう・たかを先生は最終回の内容を、アシスタントの2人にだけ伝えたことがあるそうですが、現在そのアシスタントは2人とも他界しているので、本当の内容を知っているのはさいとう・たかを先生だけなんだそうです。

さいとう・たかを先生のインタビューを基に、最終回の存在について整理すると、

  • ゴルゴ13の最終回は(さいとう・たかを先生の頭の中にだけ)存在する
  • ゴルゴ13の最終回は原稿など形として金庫に存在するという情報がない(=デマに近い)

ということになりそうです。

最終回のアイデアは存在しているけれど、形としては存在していないというのがインタビューをベースに考えるとしっくりきます。

でも、先ほども述べたように分業化にいち早く動いていた先生なので、本当はスタッフにだけ極秘で最終回について伝えているかもしれません…。

かつて伝えていたアシスタントも亡くなっていることですし、ありえそうな話ではあります。

ゴルゴ13の続編はどうなる?

2021年9月29日に、さいとう・たかを先生が亡くなられたというニュースが、さいとう・プロダクションからありました。

これによって以前から噂になっていた最終回の都市伝説が盛り上がり、ネットでは「金庫を開ける時がきた」「いよいよ最終回か」と言ったコメントも多く見られました。

ただ、ゴルゴ13の今後については、先ほどのさいとう・プロダクションの訃報にもあったように、ニュース記事にもこのように述べられています。

なお、さいとうさんの生前の遺志により、『ゴルゴ13』は今後も、さいとう・プロダクションや脚本スタッフなどが協力し連載を継続することも発表された。

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ca8f3e0b3e92167e20b596a1e1336a47a3a7405e

つまり、最終回がすぐに登場!ということではなく、さいとう・たかを先生以外のスタッフたちによってこれからも連載が継続されるということです。

これにはネットでも「すごいシステムだ…」と称賛の声が上がっています。

ただ、この続編が今後いつまで続くのか、すでに終わりも用意されていてそこに向かっているのかについては謎めいたままです。

いち早く分業化に取り組んだくらい、先のことを考えているさいとう・たかを先生ですから、恐らく自分が漫画を描けなくなった後のことや、最終回についてもかなり考えているのではないか?というのが個人的な意見ではあります。

最終回が来るのはまだ先になりそうですが、これまでもこれからもずっと愛されるゴルゴ13であってほしいですね。

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