ビールの値上げがついにやってきます。
2022年は「値上げオブザイヤー」の年で、あらゆるものの値上げが起きています。
そんな中でもビールの値上げがいよいよ10月から始まる予定です。
一体どのメーカーのビールがどれほど値上げするのか、大手4社であるアサヒ・キリン・サッポロ・サントリーの値上げ対象商品についてまとめています。
お気に入りの銘柄が対象なのか、そうでないのかチェックしてみましょう。
ビールの値上げはいつから?
ビールの値上げは、2022年10月1日から行われることが決まっています。
メーカーによってバラつきが出そうな印象ですが、ビールの大手会社たちは足並みを揃えて10月1日から値上げするとすでに発表しています。
そのため、少なくともスーパーやコンビニでよく見るビールたちは10月から値上げされる模様です。
また、ビールの値上げの原因について「北海度NEWS UHB」の記事ではこのように書かれています。
ビール大手4社によりますと、大麦などの原料価格の高騰に加えダンボール・アルミなどの資材価格やエネルギー価格のコスト上昇に伴い、10月から約10%前後の値上げに踏み切ります。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e4e4f94dde09f97d4638b11ae25df4985be5a4f9
大麦・ダンボール・アルミ・エネルギーなどの価格上昇によって、10%も値段が跳ね上がるようです。
では具体的にどのような商品が値上げするのか見ていきましょう。
値上げするビールブランドは?ビール大手4社まとめ
ビール大手4社の状況についてまとめてみました。
※メーカー名は50音順に並べています
アサヒビール
アサヒビールはビール類をはじめとした国産の酒類全般について、10月1日出荷分から6~10%の値上げを行うと発表しています。
【主な値上げ対象商品】
★ビール類
- スーパードライ
- スタイルフリー
- クリアアサヒ
★チューハイ(RTD)
- 贅沢搾り など
★樽詰め酒類
- 樽ハイ倶楽部 など
★ノンアルコール
- ドライゼロ など
★ウイスキー
- シングルモルト余市 など
ほとんど値上げされると言ってもよい状態です。
キリンビール
キリンビールは、ビール類・RTD・その他樽詰商品・ノンアルコール・輸入洋酒について10月1日納品分から値上げを発表しています。
値上げ率はだいたい6~13%と言われています。
【主な値上げ対象商品】
★ビール類
- キリン一番搾り生ビール
- 淡麗グリーンラベル
- 本麒麟 など
★チューハイ(RTD)
- 氷結 など
★ノンアルコール
- キリン 零ICHI
- キリン グリーンズフリー など
★輸入洋酒
- ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年
- スミノフ など
キリンは国産酒類だけでなく輸入洋酒まで値上げとなりました。
サッポロ
サッポロは10月1日から一部商品を値上げすると発表しました。
【主な値上げ対象商品】
★ビール類
- サッポロ生ビール黒ラベル
- エビスビール
- サッポロ GOLD STAR など
★酒類テイスト飲料
- サッポロ うまみ搾り
- サッポロ LEMON’S FREE など
★チューハイ
- サッポロ 濃い目のレモンサワー など
★樽詰め酒類
- サッポロ氷彩サワー樽詰
- 樽詰スパークリングワイン ポールスター など
サッポロもほとんどの商品が値上げしますね…。
サントリー
サントリーは10月1日出荷分から各酒類を値上げすると発表しています。
【主な値上げ対象商品】
★ビール類
- ザ・プレミアム・モルツ
- 金麦 など
★チューハイ(RTD)
- こだわり酒場のレモンサワー
- ハイボール缶 など
★ノンアルコール
- オールフリー
- のんある晩酌 レモンサワー ノンアルコール など
★樽詰め酒類
- 角ハイボール樽詰
- スーパーチューハイプレーン樽詰
また、サントリーは逆に値上げをしない商品についても発表していました。
【値上げしない商品】
- パーフェクトサントリービール(缶)
- ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈無濾過〉(缶)
- ビールギフトセット
ほとんど値上げしてしまう中で、値上げしない商品もあるので少し希望が見えます。
(相当な企業努力でしょう…。)
ビールの値上げラッシュの終わりはいつ?
ビールの値上げラッシュの終わりは、今のところ明らかな見通しが立っていません。
「NEWS ZERO」では、ビールに代表される食品の値上げは
- ウクライナ情勢
- 急激な円安
が主な原因であるとして、この2つの要素がどう動いてくるかによってはもう一段ほど値上げを覚悟しておく必要があると解説されていました。
ビールの値上げは14年ぶりとも言われているくらいですから、ビールまで値上がりするとなると驚く人が多いのも頷けます。
どこがピークとなるのかは、ピークが過ぎ去ってみないとわからないですが、今のうちに準備できる蓄えはしておきたいですね。